2006年4月17日 (月)

車イス犬・ペペのお話

信越放送 ラジオ局編成制作部 松苗 友美

ペペがヘルニアを患ってから3年、金子さんは散歩が何よりも好きだというペペのため、1年365日、雨の日も雪の日も散歩を休んだことがありません。

ヘルニアを治してやれなかった負い目もあるのだと金子さんは語りますが、ネルニアを患った犬と暮らすことは、飼い主にとって決して楽なことではありません。

生活の多くを犠牲にすることになるため、獣医から“安楽死”の言葉を聞かされることも少なくありません。

1日のほとんどをペペと共に過ごし、それを幸せだと話す金子さんに、飼い主の責任という言葉では片付けられない愛情の深さを感じました。

2006年4月10日 (月)

ジンタ奏でて80年・北村大沢楽隊ここにあり!

東北放送 ラジオ局編成制作部 平沼 敦子

宮城県石巻市に、なんと大正末期結成、現在は主に70歳代の農家のおじいちゃん5人のすごいバンドがあります。その名も「北村大沢音楽隊」です。

彼らが演奏するのは、チンドン屋のルーツともいわれる懐かしい「ジンタ」。今や本格的なジンタを演奏できるバンドは全国でもほとんど残っていませんが、彼らは現在も地域のお祭りや運動会の盛り上げ役として活躍し、ついに去年CDデビューまで果たしました。

取材では路上ライブにも密着しましたが、「子供の頃に聞いた!」と懐かしがって立ち止まる人が多いのに驚きました。

お世辞にも整った演奏とはいえませんが、賑やかなのにどこか物悲しく、一度聞いたらついファンになってしまう…。そんな彼らの音楽の不思議な魅力を紹介します。

2006年4月 3日 (月)

金沢 女川 早春のころ

北陸放送 報道制作局制作部 辰巳 一平


金沢の市街地を流れる「浅野川」は流れや景観からもう一つの川「犀川」と対比して、女川と呼ばれています。

この川のほとりには、東、主計という花街があり、そこの芸妓衆が金沢素囃子という伝統芸を護り伝えています。また、加賀友禅の染屋が、今でも浅野川を利用し友禅流しを行っています。

また、この川沿いでは、泉鏡花や徳田秋声、近年では、唯川恵が生まれ育ち、五木寛之が暮らし、作品を生み出すなど文学的土壌もあります。去年、それらの作品を朗読するグループが活動を開始しました。

番組では、この春、行われる春の祭りで披露される素囃子や朗読会にむけて、稽古や練習に励む人たちを紹介し、川と人との関わりを考え、川が護り育てた金沢の文化、暮らしを紹介します。

※この取材を終えて、もう少しこの視点を変えず、川と人との暮らしを追求し、番組化すべく構想を練っています。

2006年3月27日 (月)

再びヒッチコック! ムクドリ来襲!

宮崎放送 ラジオ制作部 福田 英明

宮崎市橘通り。15メートルほどの並木が整然と並び、夜にはイルミネーションが耀きネオンが照らす美しい通りです。

しかし、数年前から暖かい季節、夜になると風を巻き起こし、数百羽単位で黒い集団が飛び交います。その名は人間の生活空間にも慣れた「ムクドリ」。

体長25センチほどの全体が黒っぽい、顔がまだらに白いのが特徴の留鳥(りゅうちょう)です。

都会の小さな隙間、穴、空間を住みかにし、警戒心のため都会の明るいネオンなどの照明が好きという彼ら!

カウントしてみれば約九千羽がこの通り付近を集団で飛び交います。人間の生活空間が好きな「ムクドリ」に対し、「ムクドリよけのムクドリの悲鳴音」が、スピーカーから夜の橘通りに響きます。

2006年3月20日 (月)

花よりだんご! 春一番

西日本放送 ラジオ制作部 池本 惠津子

香川県に古くから伝わる『桃太郎伝説』。

鬼が島や桃が流れてきたという川、桃太郎が育った家、桃太郎ゆかりの地は多い。しかし、なぜか『きびだんご』だけは、香川にありませんでした。

そこで、桃太郎のお姉様と言われている『ももそ姫』を祭っている高松市、田村神社の宮司と、香川県の老舗お菓子製造会社が一緒になって、きびだんご作りに立ち上がりました。

猿、犬、雉が命をかけて鬼退治についてくるほどの、おいしいきびだんご、今までにないものを作ろうと、半年もの間試作を繰り返し、悪戦苦闘の末、ついに完成! その名も『さぬきの国のきびだんご』。

2月3日、田村神社の節分祭で、初めて一般にお披露目されました。さて、そのお味は?

さぬきのクニのきびだんご、それにかける人々の思いや、感性までの過程を追いました。

2006年3月13日 (月)

春の風にのって~長崎ハタ~

長崎放送 ラジオ局ラジオ制作部 橋口 英恵

長崎では凧のことを「ハタ」と呼んでいます。
「凧揚げ」と言えば正月の風物詩ですが、長崎の”ハタ揚げ”は4月から5月にかけて行われます。

今回、長崎でも唯一のハタ専門店となった小川ハタ店三代目店主小川暁博さんに、”ハタ”の魅力などについて、伺いました。

春になると、長崎湾を囲む山々からは色とりどりの”ハタ”が青空に泳ぐ光景が見られます。

2006年3月 6日 (月)

おらほの湯っこは宝もの

秋田放送 ラジオ放送部 丹内 百子

秋田県の北部、大館市に、71世帯の別所地区がある。山にかこまれた、この小さな集落に温泉がふき出した。

一ヶ月一人400円を払えば、いつでも朝6時から夜9時まで、2回でも3回でも無料でおフロに入ることができる。ただし地区以外からの人は入口の小箱に100円を入れるシステム。

71日に1回おフロの掃除当番が回ってくるが、これも家族総出。一人暮らしの人は他の家族と組んで協力してもらう。豪雪の中、地区の憩いの場でもあり、情報発信基地でもある温泉に集まる別所地区の人々。

ここに、心が一人ぽっちな人はいない。誰かに逢いに、話をしにやってくる。家に風呂があっても使ったことがない人がほとんど。

どうぜいつも裸のおつき合い、老後を暮らすのはこんな所で!!

2006年2月27日 (月)

常夏の店 ウクレレ・マート

静岡放送 ラジオ局 篠宮 康彰

静岡市葵区安東に、静岡では珍しいウクレレ専門店がオープンしました。店の名前は「ウクレレ・マート」。

海外から直輸入したウクレレが数多く並んでいて、ウクレレ愛好家の中で評判になっています。

最近、静岡ではウクレレを始める人が増えています。「ウクレレ・マート」のご主人、木村恵吾さんにウクレレの魅力を聞きました。

2006年2月20日 (月)

芝居にかける第二の人生

文化放送 制作部 中根 義雄

団塊の世代の大量定年を迎えて、シニアの世界も様変わりしようとしています。“老後”とは何なのか。その概念も変わろうとしています。

そんな時、2年前にスタートした、明治座の俳優養成コース「明治座アカデミー・ミドルシニア部」に、第二の人生を芝居にかけようとする人々が殺到していることを知りました。

彼ら、そして彼らの熱気を取材することによって、新しく始まろうとしている時代を検証できるのではないか、そんな思いで番組制作を企画いたしました。

実際取材してみると、とても“シニア”とは呼べない様な活気があり、確かな夢を持っている人が多く、その熱に圧倒されたものです。

2006年2月13日 (月)

先生は…

熊本放送 ラジオ編成制作部 高野 泰宏

八代市で進学塾を営んでいる幸村賢一郎さんには、もう一つの顔があります。それはプロレスラーです。

プロレスラーになるため一度は上京しますが、実家が経営する会社が倒産し、八代市に戻ってくることになります。

その後デビューを果たしますが、所属する団体が活動中止になります。そして4年前から自らプロレスリング求道軍として団体を旗上げします。

一方で生活を支えるために学習塾もはじめ、高校受験を目指す中学3年生も指導しています。

1月末、求道軍の興行があり受験生より一足早く幸村先生が戦いの場に挑みます。プロレスと塾に共通すること、それは教育。へこたれないことを知ること、と幸村さんは語ります。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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