2006年2月 6日 (月)

この冷たさがあってこそ

高知放送 ラジオ制作部 中谷 俊彦

「現代の名工」フラフ製作者 吉川登志之さん(吉川染物店)

土佐では、端午の節句に男の子の成長を願って、「フラフ」 と呼ばれる旗を、鯉のぼりとともに揚げます。 「フラフ」には、武者や金太郎などの絵を、染料と米糊で描いていきます。

描き上げると糊の成分を水で洗い流しますが、寒い時の水で洗うのが、一番良いとされています。50年以上も「フラフ」を作り続けてきた吉川さんは今年も、寒の時期にフラフを洗っています。

番組では、「フラフ」作りの音や吉川さんの「フラフ」に込める想いを伝えます。

2006年1月30日 (月)

奇跡のサルが「クウ」と鳴くとき

青森放送 ラジオ編成制作部 小杉 陽彦

兵庫県出身の動物写真家・松岡史朗さん(51才)が、「世界最北限のサル」の生息地、青森県下北半島の脇野沢に移り住んで20年。

北緯41度、冬には氷点下20度前後まで下がる気温の中でも生き抜き、「奇跡のサル」と呼ばれる野性ニホンザルの暮らしを正しく伝えようと、松岡さんは毎日山へ入りサルと一日を共に過ごすフィールドワークを続けています。

「サルの鳴き声は?」と聞かれたら多くの人は、動物園のサルを思い出し、「キーキー」「キャーキャー」とヒステリックな鳴き声をイメージするはずです。

しかし松岡さんは、野生ニホンザルが泊り場で鳴き交わす「クウ」という優しい鳴き声が本来の鳴き声だと言い、その場所へ案内してくれました。

晩秋から初冬、そして冬本番と片道150キロ離れた脇野沢へ3度出張させてもらい、サルと3日間すごした取材です。

2006年1月23日 (月)

万博の残したもの

東海ラジオ放送 制作部 梅沢 尚志

全国ニュースにはならないのですが、地元では昨年行われた愛知万博の終了後も、万博から派生したさまざまなニュースが次々と伝えられます。

たとえば、万博跡地の利用法が決まったとか、○○館の展示物がどこそこに移されたとか、万博終了後、4ヶ月近く過ぎても話題にのぼります。そんな所からも万博は地元に大きい影響を与えた事が想像できます。

そこで外の地方からは分らない万博が地元に残した影響について取り上げてみました。

一つは万博のテーマである「自然の叡智」に沿って、行われたEXPOエコマネー事業の継承について。万博が市民にエコ活動へ向かわせるきっかけになって事例です。

そして、一つは万博の際の国際交流の結果として、名古屋市内にポーランド料理レストランが出来た話題を取り上げます。

2006年1月16日 (月)

仁方やすり職人・魂の焼き入れ

中国放送 ラジオ制作部 宗像 総一郎

広島県呉市の港町・仁方町(にがたちょう)は、全国シェアの約95%を誇る日本一のやすりの生産地で、「仁方やすり」と呼ばれています。

仁方やすりの歴史は江戸時代にさかのぼり、仁方の刀鍛冶、梶山友平が大阪で修行し伝えたとされています。

戦前までは、新潟や東京などもやすりの生産が盛んでしたが、仁方町は戦争の被害が少なかったため、日本一のやすりの産地として栄えました。

現在、仁方地区には、約50軒のやすり工場があります。一つのやすりが出来るまでには、9つの工程がありますが、番組では、やすり作りの要とされる最終工程、「焼き入れ」の職人にスポットをあて、やすり作りにかける情熱、思い、後継者問題などについてもお聞きしています。

また、やすり作りには、「味噌」と切っても切れない深い関係があります。やすりと味噌の意外な関係についても迫ります。

2006年1月 9日 (月)

約束の音~薩摩たて琴にかける思い~

南日本放送 ラジオセンター 冨山 貴司

橋口歌裕さん(78歳)は、8年前から郷土の伝統楽器・薩摩竪琴の復活を手がけています。

「受け継ぐのはお前しかいない」と後押ししたのは夫の故、敏美さんでした。「主人の言葉が私の使命感になっている」と話す歌裕さん。

現在竪琴教室を開いて伝承の音を後世に伝えています。

2006年1月 2日 (月)

蘇る! 桃山ロマン

京都放送 ラジオ局制作グループ 坂下 かつ子

京都で造園業を営む北山安夫さん。愛地球博の日本庭園や南アフリカで広大な日本庭園なども手がけている。

「庭は生きている」という北山さんに作庭にかける思いや、京都の庭を変えたとも言われる高台寺の夜間拝観、高台寺の専属庭師である彼が取り組む高台寺山及び東山原風景再生についても聞く。

2005年12月26日 (月)

連覇なるか!? 史上最年少のクィーン

大分放送 ラジオ編成制作部 佐藤 陽子

大分県中津市の高校1年生、楠木早紀さんは今年1月大津市の近江神社で、小倉百人一首かるたの史上最年少クィーンとなった。

今年4月に進学した県立中津南高校にかるた同好会を結成し、来年1月に再びクィーン位決定戦に挑む。

単身赴任中の父親、早紀さんに幼いころから愛情を注ぎ教育してきた母親や同級生の応援もあり早紀さんは、女流選手権でも優勝し、今年、4大タイトルのうち2つのタイトルを獲得している。

早紀さんが、かるたにのめり込んだのは自分よりも年上の大人を負かすことが出来る正に実力勝負の世界に快感を覚えたことからだった。

早紀さんに集中力があるのはなぜ?また、クィーン戦にかける想いと家族の愛情を描く。

2005年12月19日 (月)

共にふくらませる子供の夢・おじいちゃんのばくだんあられ

山形放送 ラジオセンター 村山 喜子

昔なつかしの駄菓子、ばくだんあられ。
通称ポン菓子とも呼ばれるこの米菓子は作り方が一風かわっています。それは、この音を聞けば分ります。

ばくだんあられの魅力にはまった、山形県寒河江市在住の滝川さんは、今日も子供たちに作っているのです。

ばくだんあられを通してつながる子供たちとの輪。滝川さんは、これからも作りつづけていくことでしょう。

2005年12月12日 (月)

初冬の博多にこだまする・せいもん払い

RKB毎日放送 ラジオ局ラジオ制作部 吉田 勇樹

毎年11月の中旬になると、福岡市内の商店街などでは、「せいもん払い」と呼ばれるセールがあります。

「せいもん払い」は、126年前に上川端商店街で、漬物店を営んでいた、八尋利兵衛(りへい)さんの呼びかけで始まります。

そんな利兵衛さんに感謝の意を込めて、毎年、「せいもん払い」の前には彼のお墓参りをし、神社で商工祈願祭も行われます。

そして、今年も「せいもん払い」がスタート。上川端商店街振興組合の理事長、原 公志さんは、この時期だけ、ご自身が店主を務める「加賀屋」でお客さんと接します。

原さんのお客さんとのやりとりや、「せいもん払い」のインタビューから、「せいもん払い」を通した商店街の伝統の重さや商売に対する真剣な姿勢が伝わります。

2005年12月 5日 (月)

変わらない味…手作り 亀の甲せんべい

南海放送 ラジオセンター 柳田 さやか

愛媛県松山市の中心部、松山城とと学生街の間に、45年間変わらない店「マツヤ製菓」があります。学校帰りについ立ち寄りたくなる、近所の駄菓子屋さん。

変わらない店構え。変わらない商品配置。変わらない味…。新しいものを追い求める現代社会の中で、“変わらない”という安心を与えてくれる、この店に魅力を感じ、取材をお願いしました。

番組では、二人三脚で店を守り続けてきたご夫妻のお話、そして看板商品の“亀の甲せんべい”を紹介しています。

“昔ながら”という言葉がぴったりの味わいをお楽しみください。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

ブログ powered by TypePad