2016年6月27日 (月)

朝倉生まれ!歌う畳屋!

2016年6月20日~6月26日放送
RKB毎日放送 フリー 吉留樹里

【番組概要】
福岡県朝倉市に111年続く「徳田畳み・襖店」。4代目の徳田直弘さ(25)はミュージシャンとして「畳みのよさ」を歌で広めています。畳屋を継ぐつもりではありませんでしたが、ミュージシャンとして畳の歌を作った事がきっかけで跡を継ぐことを決めました。「和の文化を残してほしい」という2代目幸伸さんと、その気持ちをついできた3代目の幸生さんの思いを4代目は歌う畳屋として伝えています。

【制作意図】
畳は日本の文化。しかし今は畳のない家も珍しくない時代です。そんな中、福岡三大祭りの一つ「博多どんたく港祭」のステージで「TATAMI・タタミ」と歌うミュージシャンに出会いました。キャッチ―な曲は畳屋だからこそ歌える曲。朝倉地域のお客様を大切にし、和の文化を繋げてきた2代目3代目の声と朝倉から和の文化を伝える4代目の声を聞いて下さい。

【制作後記】
キャッチ―な曲と歌詞が話題を呼び、畳業界以外にも彼の事を知る人が増えました。い草の生産地で有名な熊本県のい草農家の方からも応援の声が届いているそうです。直弘さんは地震で被害に遭った熊本を応援しようとイベントに出演し、熊本産の畳をPRしています。

障害のある子どもたちに生のパフォーマンスを!

2016年6月13日~6月19日放送
文化放送 制作部アナウンスルーム 鈴木純子

【番組概要】
元劇団四季や宝塚出身のミュージカル俳優や様々な分野のパフォーマーたちが集まる団体、心魂(こころだま)プロジェクト。2014年1月神奈川県浜市で立ち上がったこのプロジェクトは、一般公演で得た収益をもとに、病院や施設など、普段なかなか舞台を見に行けない人たちのもとに無償でパフォーマンスを届けています。番組では、5月7日横浜ラポールで行われた公演を取材し、俳優たちの熱い思いや、子どもたちの様子、保護者の気持ち、そして心魂プロジェクトが目指す更なる夢を語ってもらいました。

【制作意図】
「自由に心を動かせる彼らから教わることのほうが多いんです!」l心魂プロジェクト・総合プロデューサー寺田真実さんに、文化放送「ジャパン」に出演したもらったのは2015年10月でした。いつか公演を見に行きたいと思っていたときに番組制作の機会をいただきました。魂を込めた公演に反応する子どもたちが、力強いパワーを生み出している様子を感じていただけたらと思います。

【制作後記】
台のICレコーダーでLINEの音声と会場の音声を録音するという作業はほぼ10年ぶり。心魂プロジェクト、音響さん、制作部のスタッフなどの多大なる協力があって番組が出来上がりました。リハーサルから丸々見せていただいた公演と、出会った子どもたち、保護者の方たち、プロジェクトの方のお話は、深くて温かくて、胸がいっぱいになりました。全国のみなさんに心魂プロジェクトを知っていただき、輪が広がればこんなに嬉しいことはありません。



2016年6月10日 (金)

雲州そろばん~伝統産業に名工あり

2016年6月6日~6月12日放送
山陰放送 ラジオ総局放送制作部 田中亜矢


【番組概要】
島根県仁多郡出雲町はそろばんの産地。ここで作られているそろばんは「雲州そろばん」と呼ばれ、国の伝統的工芸品にも指定されています。今回お邪魔したのは雲州そろばん協業組合。8人の職人さんが分業で量産するそろばんを作っています。一方で、道具作りも含め、そろばん作り全ての行程を一人で手掛ける伝統的なそろばん製作を受け継ぎ、作業をしているのは、現代の名工にも選ばれている内田文雄さん。伝統の技術を受け継ぐ思いと、その製作風景をご紹介します。

【制作意図】
山陰ではまだまだ「横田のそろばん」と言われるほど、旧横田町、現在の奥出雲町はそろばんに産地として知られています。学校の授業での扱いは少なくなりましたが、奥出雲町内では、多くの子ども達がそろばん教室に通っています。一方、そろばん生産はと言うと、最盛期は100万丁超えていましたが、今現在は激減し、5万丁ほどになり、職人も減ってしまいました。1997年に協業組合を設立し、全国のそろばん教室で使って貰うためのそろばんを分業し作っています。そんな中に、全ての行程を手作業で一人で作り上げる職人、内田文雄さんがいらっしゃいます。そろばん職人として初の現代の名工にも選ばれている内田さんのそろばん作り、そして思いを紹介したいと思い制作しました。

【制作後記】
そろばんをはじく音を収録させて頂いたのは、出雲横田駅前にある「雲州そろばん伝統産業会館」の一室で行っているそろばん教室でした。会館内には展示室もあり、ここにくればそろばんの歴史が分かります。各国のそろばんや、趣向を凝らしたそろばんなど、奥深いそろばんの世界を堪能できました。

2016年5月30日 (月)

2016年 宇宙の旅

2016年5月30日~6月5日放送
北海道放送 HBCフレックス ラジオ本部 榊原満

【番組概要】
どこまでも広がる牧草地で草を食む牛。沼地にはシベリアから渡ってきたオオハクチョウがのんびりと羽を休めています。そんなのどかな春のひとときを引き裂く・・・爆音
鳥だ!飛行機だ!いや、ロケットだ!!
人気のない大平原のド真ん中では、現代の開拓者=ベンチャーたちが宇宙を目指して、年中無休でロケット発射実験を重ねています。夢とロマンに溢れ、失敗の連続にもめげず、熱き思いを胸に抱き続ける宇宙ベンチャーたちと、彼らを支え続けてきた地元・大樹町の取り組みを、ラジオでしか伝えられない「音」のドキュメントで紹介します。

【制作意図】
北海道の東、広大な十勝平野の南・大樹町は、日本一の清流「歴舟(れきふね)川がまちを流れ、海岸には原生花園が広がる、自然に恵まれた人口6,000人の小さな町です。明治以来、農業開拓者、砂金堀りなど夢を求めてパイオニアがやって来るフロンティア精神みなぎる土地でした。そんな町が再び新たなパイオニアたちで注目されることになりました。

「宇宙の町・大樹」
気候、立地条件などロケット打ち上げに最適な環境を満たす大樹町は、30年前から宇宙産業誘致に町をあげて取り組んできました。JAXAをはじめ、日本全国から宇宙を目指す研究機関、ベンチャー企業が年中この町で開発実験を繰り返す姿は、明治時代の先人たちに負けない開拓魂そのもの。今回は大樹町を舞台に繰り広げられるそんなベンチャーたちの奮闘ぶりを紹介します。

【制作後記】
札幌から車で4時間。な~んにもない平原に突如現れる巨大な格納庫、レーダー施設、滑走路。そこが今回の舞台「大樹町多目的航空公園」です。今から30年前、当時の町長の鶴の一声でスタートした「宇宙のまちづくり」は時代の機運に乗り、今注目の的。全国の研究者、ベンチャー企業が宇宙ビジネスに乗り出すべく、毎週やって来ます。日の出から日没まで、寒風吹きすさぶ中繰り返される実験は、失敗と成功の繰り返しです。過疎地と宇宙開発の組み合わせは、どこかのどかで、でもギラギラしていて、とてもエネルギッシュなパワーが漲っています。かつてこの地に開拓の鍬を入れた先人も、草葉の陰でさぞ驚いていることでしょう。

2016年5月23日 (月)

 原点に帰れる音 帰ってきた汽笛の音

2016年5月23日~5月29日放送
京都放送 ラジオ編成制作局制作部 永田和美

【番組概要】
新幹線や在来線、近鉄線など様々な電車が発着を繰り返す京都駅。絶えず電車の音が響きます。この京都駅近くに店を構えているのはマルサン・靴履物店の三代目三輪あきひろさんです。およそ40年この場所でお店をされている三輪さんは汽笛と共に仕事をしています。隣接する梅小路蒸気機関車館で走り続けていたSLスチーム号の汽笛です。この汽笛と共に生活していた三輪さんにとって汽笛はどんな存在なのでしょうか?この梅小路蒸気機関車館はリニューアルの為一旦閉館し、汽笛がこえなくなったのですが、2016年4月29日に京都鉄道博物館として開業。再びSLの汽笛も走りだしました。今回はオープンの様子も伝えながら、汽笛への思いを伝えます。

【制作意図】
2016年4月29日、京都の新しい観光名所としてできた"京都鉄道博物館”。多くの来場者が訪れにぎわいを見せました。中でも人気はSLスチーム号。汽笛を軽快に鳴らし走ります。汽笛は乗る人や見る人のの気持ちを高揚させます。ではそこで暮らしている方にとってどんな存在なのでしょうか、、、、多くの新しいものがあふれ音があふれていく中で、変わらずある汽笛の音。この音(汽笛)を聞いて、何かあたたかい、懐かしいものを感じていただければと制作しました。

【制作後記】
最新式の新幹線の音、車の音。そんな新しい音と、蒸気機関車という古い音が一緒に聞ける場所。それが京都鉄道博物館でした。一度原点に立ち返れる場所なのかもしれません。また三輪さんにお話伺った際、「そういえば汽笛最近鳴らしてくれへんな~とか思ってたんや」とお話されてました。そういえば・・・暮らしの中にいつの間にか入っていたからこそ言える言葉なんだと思います。SLを経験したことがない世代ですが、それでも汽笛というのは、日本人を揺さぶる何かが秘められているんだなと感じました。

船浮音まつり~唄で島おこし~

2016年5月16日~2016年5月22日放送 
ラジオ沖縄 制作報道部 仲宗根妃花留

【番組概要】
沖縄県八重山諸島の西表島に陸路ではたどり着けない集落「船浮」があります。船浮に向かうには、石垣島から船で西表島に渡り、さらに船を乗り継がなければなりません。船浮の人口は44人。そんな船浮で生まれ育ったミュージシャン池田卓が、ふるさとを盛り上げるため、2007年から「船浮音まつり」を開催しています。今年は10回という節目。池田卓を中心に、音楽祭を通して、島を盛り上げようとする船浮の人々の様子と音楽祭の模様をお届けします。

【制作意図】
口44人の小さな集落。しかも交通の便が悪い陸の孤島。ただでさえ不利な場所であるにもかかわらず、毎年600人余の観客が訪れる船浮音まつり。小さいながらも観客を魅了する、船浮ならではの祭りを、地元の人や訪れた観客の言葉を織り込みながら伝えたいと思い制作しました。

【制作後記】
初めて訪れた船浮。会場設営や接客で忙しそうにしていた船浮の人々は、とてもいきいきとしていました。そしてなにより、自らもこの祭りを楽しんでいるように感じ、「自分が好きな船浮をみんなにも好きになってほしい」という一人ひとりの思いが、この祭りの取材を通してすごく伝わりました。来年も再来年もずっと続く音楽祭であってほしいし、船浮のファンになった一人として船浮を訪れてみてください。きっと好きになりますよ。

2016年5月17日 (火)

ワイド!!ワイド!!闘牛の島・徳之島

2016年5月9日~2016年5月15日放送 
南日本放送 ラジオ制作部 七杖大典

【番組概要】
鹿児島県奄美群島の1つ「徳之島」。ここは伊仙・天城・徳之島の3つの町からなる島です。この島の最大の娯楽は今から550年以上も前から始まった「闘牛」。700kgの小型の牛から1トンを超える大型の牛が出場し、直径およそ20mのリングで闘いますが、勝負以上に人と牛が共存し、家族同様に暮らします。

【制作意図】
鹿児島県は南北およそ600km、多種多様な文化が、特に県内離島には存在します。徳之島の最大の娯楽・・・というか、もはや「文化」になっている闘牛は、厳しい自然環境を生き抜く先人たちの「息ぬき」でもあり、500年以上も続いています。「島の日常=闘牛」を表現したく、取材いたしました。

【制作後記】
徳之島へ取材で入ったのは4月4日から6月までの3日間。この時期、島の天候は荒れやすく、しかも牛が牛舎から出ず(寝てる)、なかなか鳴き声がとれない・・・。事前にアポをとっていた方に島を案内していただきながら(方言の通訳も兼ねていただきました)取材したことは一生忘れないと思います。ますます徳之島が好きになりました。

2016年5月 9日 (月)

夢と想いをオルガニートにのせて

2016年5月2日~2016年5月8日放送
南海放送 報道制作局メディア情報センター 吉尾亜耶
 
【番組概要】
ふるさと・西条に帰り、77歳にして自身の好きな『オルガニート』のために1軒の家(=音楽の館「Pallet House」)を建てた、川崎昭子さん。「私はただ音楽が好きなだけなのよ」と言う、彼女を動かす情熱の源は何なのか。川崎さんの人生を辿り語って貰いながら、想い出の曲をオルガニートで演奏してもらいました。

【制作意図】
西条のまち、人で「音楽を好きになった」川崎さんのオルガニートへの想いは並々ならぬものがありました。あるひとりの人生のお話ではありますが、そこには沢山の縁があり、歓びがあり挫折があり感動があり、、、胸を打たれます。なにより「音楽が好き」という想いを貫き通したことで『オルガニート』にたどり着いた川崎さんの姿や言葉には勇気をもらえます。彼女の小さな手から奏でられるオルガニートの音色とお話から、熱い何かを感じて欲しいと思い、制作しました。

【制作後記】
西条の商店街の方から「素敵なおばあさまがいらっしゃるのよ」とご紹介頂いたのがきっかけで川崎さんと出逢いました。取材中「色々あったけど、今、とても幸せなのよ」とにこにこお話されるお姿とお声が印象的でした。その幸せな空気感も、挫折から辿り着いたオルガニートへの愛情も、自作の楽譜と手回しでの演奏に乗っています。「好きなものをずっと好きでい続ける」姿がかっこよく、また一途ま姿が愛おしくキラキラした方です。自分も何歳になってもそうでありたいと思える方でした。

2016年4月25日 (月)

自由な空へ

20164月25日~2016年5月1日放送 
山形放送 報道制作局制作部 新野陽祐
 
【番組概要】
主人公は山形県南陽市の加藤健一さん(35)。加藤さんは全身の筋肉がしだいに衰えていく難病「筋ジストロフィー」に冒され、車いす生活を送っています。病気のため「ひきこもりがちになった」という加藤さんは2年前、障がい者支援の市民団体を立ち上げました。現在の目標は車いすに座ったままパラグライダーに乗り大空を飛ぶことー。そして飛行距離の日本記録を樹立することです。バリアフリーな社会の実現を自由な空に重ねる加藤さんの挑戦を追いました。

【制作意図】
パラグライダーの離陸場・南陽スカイパークは空のキャンバスに色とりどりの機体が舞い、地元の風物詩となっています。この場所で加藤さんは人生を楽しむことをテーマに、バリアフリー社会の実現を体現していました。ハンデがあっても前向きに生きる1人の男性の姿を通して、障がい者への理解を深めてほしいと感じています。

【制作後記】
加藤さんはこれまでに、車いすパラグライダーに2度挑戦。いずれも飛行距離が伸びず、日本記録の樹立には至っていません。現在もチャンスを伺い飛び続けていて、その都度取材を続けています。また、この活動のほかにも旅館などの施設でバリアフリー化のアドバイスを行っていて、今後の活動に幅を広げています。

語り継がれる”吉四六さん”

2016418日~2016424日放送
大分放送 ラジオ局ラジオ制作部 那賀ひとみ
 
【番組概要】
大分県の山間にある、自然豊かな臼杵市野津町。江戸時代初期、ここに生まれた伝説の人物、廣 田吉右衛門。皆からは「吉四六さん」と呼ばれ、親しまれていました。吉四六さんは得意の”と んち”で 庶民の苦難を救ったといわれています。その話は”吉 四六ばなし”と なり、を通じ、子どもたちへ、試練の多い社会で生きるために、目には見えない想いを伝えています。実際に、口演の様子を交えて、お送りし ます。

【制作意図】
野津といえば、とんちで有名な「吉四六さん」。”吉 四六ばなし”と して受け継がれ、子ども吉四六話大会なども開催されています。毎月2回、 吉四六ばなし口演も行われています。会場は「吉四六語り部の家」。今年、老朽化にともない取り壊され、新しい場所へ新築されることとなり ました。年月が経っても語り継がれる、とんちのきいた”吉四六ばなし”。 どんな時代でも、どんな場所でも、子どもたちには元気に過ごしてほしい、そんな想いを伝えたいです。

【制作後記】
吉四六語り部の家は土壁に藁の屋根で建てられており、口演をするときは、戸を全て開けて発表 します。会場へ足を運んだ3月の中旬は冷え込んでいましたが、こどもたちの発表で暖かくアットホームな空間になります。また、「吉四六さ ん」になり切るために着物を着たり、独自の化粧をしたり、平成の吉四六さんが多くいました。また、その日は小学校の卒業生もいて、「進学 してお部活と勉強と、吉四六ばなしも続けていきたい」という子も。次に会う時、どんな話が聞けるのか楽しみです。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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