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2005年1月10日 (月)

めざせ 港の花形

福井放送 ラジオセンター 谷戸 礼子

鉛色の空、吹き付ける冷たい北風、荒れる海。日本海に面する福井県越前町は厳しい季節を迎えている。しかし、越前ガニ漁が解禁になると町は一気に活気付き、越前ガニ一色につつまれる。

越前町は福井県一のカニの水揚げ量を誇る港町である。この港町に生まれ育った一人の青年が、今、カニの競り人を目指し修行をしている。

清水高幸君、22歳。「魚が大好きで、魚に携わる仕事に就きたい。」と地元の漁業共同組合に就職を決めた。

先輩の手伝いをしながら仕事を続けているうちに、「この世界に入ったら一番の花形はやっぱり競り人」と強く思うようになり、成人式が終わったその日に競り人を目指す決心をした。

今はまだ、競りの準備に事務処理、配達、競り人の横で価格を記録する帳面つけなどに追われ、市場で競り人としての声を出すことはありませんが、夢に向かって一つ一つ力を付けていこうとしています。


越前ガニのシーズンを迎え活気づく福井県越前町に、カニの競り人を目指す地元の若者を追った。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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