2006年2月20日 (月)

芝居にかける第二の人生

文化放送 制作部 中根 義雄

団塊の世代の大量定年を迎えて、シニアの世界も様変わりしようとしています。“老後”とは何なのか。その概念も変わろうとしています。

そんな時、2年前にスタートした、明治座の俳優養成コース「明治座アカデミー・ミドルシニア部」に、第二の人生を芝居にかけようとする人々が殺到していることを知りました。

彼ら、そして彼らの熱気を取材することによって、新しく始まろうとしている時代を検証できるのではないか、そんな思いで番組制作を企画いたしました。

実際取材してみると、とても“シニア”とは呼べない様な活気があり、確かな夢を持っている人が多く、その熱に圧倒されたものです。

2006年2月13日 (月)

先生は…

熊本放送 ラジオ編成制作部 高野 泰宏

八代市で進学塾を営んでいる幸村賢一郎さんには、もう一つの顔があります。それはプロレスラーです。

プロレスラーになるため一度は上京しますが、実家が経営する会社が倒産し、八代市に戻ってくることになります。

その後デビューを果たしますが、所属する団体が活動中止になります。そして4年前から自らプロレスリング求道軍として団体を旗上げします。

一方で生活を支えるために学習塾もはじめ、高校受験を目指す中学3年生も指導しています。

1月末、求道軍の興行があり受験生より一足早く幸村先生が戦いの場に挑みます。プロレスと塾に共通すること、それは教育。へこたれないことを知ること、と幸村さんは語ります。

2006年2月 6日 (月)

この冷たさがあってこそ

高知放送 ラジオ制作部 中谷 俊彦

「現代の名工」フラフ製作者 吉川登志之さん(吉川染物店)

土佐では、端午の節句に男の子の成長を願って、「フラフ」 と呼ばれる旗を、鯉のぼりとともに揚げます。 「フラフ」には、武者や金太郎などの絵を、染料と米糊で描いていきます。

描き上げると糊の成分を水で洗い流しますが、寒い時の水で洗うのが、一番良いとされています。50年以上も「フラフ」を作り続けてきた吉川さんは今年も、寒の時期にフラフを洗っています。

番組では、「フラフ」作りの音や吉川さんの「フラフ」に込める想いを伝えます。

2006年1月30日 (月)

奇跡のサルが「クウ」と鳴くとき

青森放送 ラジオ編成制作部 小杉 陽彦

兵庫県出身の動物写真家・松岡史朗さん(51才)が、「世界最北限のサル」の生息地、青森県下北半島の脇野沢に移り住んで20年。

北緯41度、冬には氷点下20度前後まで下がる気温の中でも生き抜き、「奇跡のサル」と呼ばれる野性ニホンザルの暮らしを正しく伝えようと、松岡さんは毎日山へ入りサルと一日を共に過ごすフィールドワークを続けています。

「サルの鳴き声は?」と聞かれたら多くの人は、動物園のサルを思い出し、「キーキー」「キャーキャー」とヒステリックな鳴き声をイメージするはずです。

しかし松岡さんは、野生ニホンザルが泊り場で鳴き交わす「クウ」という優しい鳴き声が本来の鳴き声だと言い、その場所へ案内してくれました。

晩秋から初冬、そして冬本番と片道150キロ離れた脇野沢へ3度出張させてもらい、サルと3日間すごした取材です。

2006年1月23日 (月)

万博の残したもの

東海ラジオ放送 制作部 梅沢 尚志

全国ニュースにはならないのですが、地元では昨年行われた愛知万博の終了後も、万博から派生したさまざまなニュースが次々と伝えられます。

たとえば、万博跡地の利用法が決まったとか、○○館の展示物がどこそこに移されたとか、万博終了後、4ヶ月近く過ぎても話題にのぼります。そんな所からも万博は地元に大きい影響を与えた事が想像できます。

そこで外の地方からは分らない万博が地元に残した影響について取り上げてみました。

一つは万博のテーマである「自然の叡智」に沿って、行われたEXPOエコマネー事業の継承について。万博が市民にエコ活動へ向かわせるきっかけになって事例です。

そして、一つは万博の際の国際交流の結果として、名古屋市内にポーランド料理レストランが出来た話題を取り上げます。

2006年1月16日 (月)

仁方やすり職人・魂の焼き入れ

中国放送 ラジオ制作部 宗像 総一郎

広島県呉市の港町・仁方町(にがたちょう)は、全国シェアの約95%を誇る日本一のやすりの生産地で、「仁方やすり」と呼ばれています。

仁方やすりの歴史は江戸時代にさかのぼり、仁方の刀鍛冶、梶山友平が大阪で修行し伝えたとされています。

戦前までは、新潟や東京などもやすりの生産が盛んでしたが、仁方町は戦争の被害が少なかったため、日本一のやすりの産地として栄えました。

現在、仁方地区には、約50軒のやすり工場があります。一つのやすりが出来るまでには、9つの工程がありますが、番組では、やすり作りの要とされる最終工程、「焼き入れ」の職人にスポットをあて、やすり作りにかける情熱、思い、後継者問題などについてもお聞きしています。

また、やすり作りには、「味噌」と切っても切れない深い関係があります。やすりと味噌の意外な関係についても迫ります。

2006年1月 9日 (月)

約束の音~薩摩たて琴にかける思い~

南日本放送 ラジオセンター 冨山 貴司

橋口歌裕さん(78歳)は、8年前から郷土の伝統楽器・薩摩竪琴の復活を手がけています。

「受け継ぐのはお前しかいない」と後押ししたのは夫の故、敏美さんでした。「主人の言葉が私の使命感になっている」と話す歌裕さん。

現在竪琴教室を開いて伝承の音を後世に伝えています。

2006年1月 2日 (月)

蘇る! 桃山ロマン

京都放送 ラジオ局制作グループ 坂下 かつ子

京都で造園業を営む北山安夫さん。愛地球博の日本庭園や南アフリカで広大な日本庭園なども手がけている。

「庭は生きている」という北山さんに作庭にかける思いや、京都の庭を変えたとも言われる高台寺の夜間拝観、高台寺の専属庭師である彼が取り組む高台寺山及び東山原風景再生についても聞く。

2005年12月26日 (月)

連覇なるか!? 史上最年少のクィーン

大分放送 ラジオ編成制作部 佐藤 陽子

大分県中津市の高校1年生、楠木早紀さんは今年1月大津市の近江神社で、小倉百人一首かるたの史上最年少クィーンとなった。

今年4月に進学した県立中津南高校にかるた同好会を結成し、来年1月に再びクィーン位決定戦に挑む。

単身赴任中の父親、早紀さんに幼いころから愛情を注ぎ教育してきた母親や同級生の応援もあり早紀さんは、女流選手権でも優勝し、今年、4大タイトルのうち2つのタイトルを獲得している。

早紀さんが、かるたにのめり込んだのは自分よりも年上の大人を負かすことが出来る正に実力勝負の世界に快感を覚えたことからだった。

早紀さんに集中力があるのはなぜ?また、クィーン戦にかける想いと家族の愛情を描く。

2005年12月19日 (月)

共にふくらませる子供の夢・おじいちゃんのばくだんあられ

山形放送 ラジオセンター 村山 喜子

昔なつかしの駄菓子、ばくだんあられ。
通称ポン菓子とも呼ばれるこの米菓子は作り方が一風かわっています。それは、この音を聞けば分ります。

ばくだんあられの魅力にはまった、山形県寒河江市在住の滝川さんは、今日も子供たちに作っているのです。

ばくだんあられを通してつながる子供たちとの輪。滝川さんは、これからも作りつづけていくことでしょう。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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