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2005年5月30日 (月)

民謡はふるさとの宝

青森放送 ラジオ編成制作部 小杉 陽彦

青森県田舎館村では、前の村長が東京で開かれた会合の席で「津軽出身なら何か津軽民謡を一つ披露して欲しい」とリクエストされたが歌うことができなかったことから、「これではだめだ」と7年前から村内3つの保育所で民謡教育をスタートさせました。

津軽民謡の指導を依頼された沢 久雄さんは、ひらがなも読めない子供たちに口伝えで民謡を教えていき、子供たちは周囲の大人たちが驚くほど早く、次々と覚えていきました。

子供たちは村内の様々なイベントで、元気な歌声を披露し、自信をつけて、毎年小学校へと進学していきます。

沢さんは、最近、小学校でも津軽民謡を教えており、この8年間で、村の人口の2割を超える、1,600人以上の子供たちに指導していて、将来、子供から大人まで民謡を歌える田舎館村の姿を夢見ています。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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