故郷の風とマンドリン
IBC岩手放送 IBCラジオセンター 北口 新
盛岡市生まれで在住の田鎖 賢彦さんは、国内でも数少ないマンドリン製作者のひとりですが、その製作するための用具を亡くなったイタリアの銘工から買取り、故郷の盛岡で工房を立ち上げました。
田鎖さんのマンドリン製作へのこだわり、そして人の多い大都市ではなく、故郷盛岡でやっていくことへのこだわりと思い入れをマンドリンの音色にのせながらうかがっていく。
IBC岩手放送 IBCラジオセンター 北口 新
盛岡市生まれで在住の田鎖 賢彦さんは、国内でも数少ないマンドリン製作者のひとりですが、その製作するための用具を亡くなったイタリアの銘工から買取り、故郷の盛岡で工房を立ち上げました。
田鎖さんのマンドリン製作へのこだわり、そして人の多い大都市ではなく、故郷盛岡でやっていくことへのこだわりと思い入れをマンドリンの音色にのせながらうかがっていく。
山口放送 ラジオ編制部 佐藤 純子
萩市在住の陶芸作家、三輪 華子さん。
華子さんは、萩焼の三輪窯当主、十二代休雪さんの長女です。9/29~フランスで初の海外個展を、10/18~27に東京で国内展を開きます。
「ハス」をモチーフに萩焼の伝統技法と現代の美意識を融合させた作品を出品します。
伝統を受け継ぎ、現代の美への追及をしていらっしゃる三輪 華子さんに陶芸への思いをうかがいます。
そして、伝統と現代の融合した萩焼を世界へ発信する華子さんの思いもうかがいます。
ラジオ福島 編成制作局 放送報道部 木村 季康
福島県内の南北を流れる阿武隈川に清流を取り戻そうと川の清掃活動をしている「日出山アメンボクラブ」。
50代~60代中心のメンバーは小さい頃川と遊び、学び育ってきました。そんなみなさんが川に少しでも興味を持ってもらおうと地元の小学生を舟に乗せ川を下りました。
今年で4回目を迎えた川下りの様子をご紹介します。
普段は「川は危ない」と教えられている子供たち。川と友達になる絶好の機会だと思いました。
和歌山放送 編成制作部 辻本 なみ
和歌山市の郊外にある「紀伊風土記の丘」。
岩瀬千塚古墳群の保存と活用を目的として、昭和46年に開園した園内には、このほど、全国で初めて、翼を広げて飛ぶ鳥形埴輪が発掘されるなど、古代へのロマンがあふれています。
また、古代の人々が感じた四季の移り変わりを肌で感じられる貴重な場所でもあります。
今回は、秋の風物詩「古代米の収穫」に向けての取り組みなど、古代への思いを馳せてみます。
弥生土器体験では、子供たちの真剣な表情を目にしました。机上の学習では得られない何かを体験したことでしょう。
秋は、園内の紅葉がもっとも美しい季節。
10月には、土笛グループの10周年コンサート、古代収穫・試食など、イベントも目白押しです。
※構えて体験するわけでなく、自然な形で楽しめます。
四国放送 編成制作部 新井 明美
「番茶」「晩茶」ともかく。昔は那賀川流域一帯が阿波番茶の一大生産地であったが、現在は相生町と上勝町の二町だけになりました。
2001年環境省の「かおり風景百選」にも選ばれた上勝町神田地区の神田茶(ジデンチャ)は、今も800年ぐらい前から受け継がれてきた伝統的製法で作られています。
無農薬栽培で乳酸菌が豊富で体い良いといわれています。しかし、生産者の高齢化が進み、後継者問題が深刻です。
何事も機械化される中、手作業で時間をかけて作られる神田茶は、郷土の名産として、これからも絶やしたくないとの思いで取り上げました。
生産者の武市 功さんを追って取材しましたが、その作業をみると、下級茶のイメージあった番茶が貴重な高級茶に思えました。
番茶の中でも神田茶は確かにおいしい。
福井放送 ラジオセンター 岩本 和弘
昨年の7月18日未明、福井県は嶺北を中心に局地的な豪雨に見舞われました。住宅の全壊57世帯・半壊139世帯・床上浸水3313世帯・床下浸水10324世帯など、未曾有の被害を受けました。
実は、この日が福井 祇園祭の当日でした。福井市では、1時間75ミリの激しい雨を観測。
福井市橋南地区近くの足羽川の堤防が決壊し、濁流に襲われました。もちろん祭りは中止となりました。
今年の福井 祇園祭は、2年ぶりの祭りで、豪雨からの復興をアピールする祭りでもあったのです。豪雨の被害を受けた道路を中心に練り歩き、沿道では2年ぶりの祭りに、涙する人も…。
祭りの参加者の半数は、豪雨で被災した方でした。実行委員会委員長の橋本浩吉さんは、地元の木田銀座商店街で寝具店を営んでいます。
橋本さんは「豪雨の影響で店を閉めた人もいる。今年のまつりの復活をきっかけに、商店街が再び元気を取り戻せれば…」と語ってくれました。
信越放送 ラジオ局 編成制作部 中島 信子
信州・松本の上高地の梓川河童橋は、上高地のシンボル。そこから見る穂高連峰と、梓川の清流の美しさに多くの人が魅了されています。
この橋のすぐ前のホテルで働く樋口信之さんは、28年間、梓川を見てきました。川や河童橋の歴史、自然保護のための「蛇籠」と呼ばれる堤防の必要性などを語ってくれました。
樋口さんは、「美しい自然を守って住まわせていただく」と謙虚に語ります。番組では、樋口さんのインタビューを中心に、川の音、鳥の声、ガイド助手になって3ヶ月というガイドネーム「はなこ」さんの上高地への思いなどで構成します。
東北放送 ラジオ局 制作部 平沼 敦子
BSE問題の影響を受けているとはいえ、仙台名物の代名詞ともいえる「牛タン焼き」。
戦後間もなく、当時食材としては気にも留められていなかった牛タンに目をつけた料理人が牛タン焼き屋を開いたのが始まり、というのは有名な話ですが、牛タン人気を語る上でもう一人欠かせない職人がいます。
それは、およそ50年前に牛タン焼き専用のカマドを開発した仙台のカマド職人・二科一男さん(74)です。
番組では、今や仙台市内のほとんどの店で使われているという牛タン焼き専用のカマドの誕生秘話を紹介するとともに、二科さんのモノづくりにかける思いに迫りました。
二科さんは、最近 街中にある焼肉店から頼まれ、ご飯を薪で炊くためのカマドを作ったのだそうです。
電気炊飯器が主流になる中で、「薪や炭の火の良さが再認識されているようでうれしい」と話していたのが印象的でした。
かくある私も、取材といいつつ牛タンを食べ歩きましたが、この焼肉店のカマドで炊いたご飯もまた絶品! 早速、二科さんのお店で七輪を購入しました。
北陸放送 報道制作局 制作部 百村 未来子
輪島市に住む木地職人、坂口正人さんは、丸盆や茶びつ、お弁当箱などの曲物を制作する職人です。
20年前屋久島へ移り住み、そこで屋久杉とアフリカの民俗楽器カリンバと出会います。屋久杉の奥深さとカリンバの音に魅了された坂口さんは3年前輪島に戻り、器とカリンバを融合できないかと考えました。
試行錯誤の末出来たのは、遊び心一杯のカリンバ付きお弁当箱でした。音楽好きの坂口さんのこだわりもあって、音の高さの調整もされている逸品です。
宮崎放送 ラジオ制作部 河野 義範
暑い宮崎の夏に欠かせないものと言えば…。
「麦わら帽子」です。特に農作業のときは手離せません。井上製帽所は創業明治42年。今年で95回目の夏を迎えます。
長い歴史の中には、様々なことがありました。戦争、好景気、不景気、後継者問題…。それはそのまま日本が歩んできた歴史でもあります。
「麦わら帽子」はその全てを見つめてきました。今年も暑い夏がやってきます…。
※取材後にいただいた麦わら帽子は山に川に、仕事に大活躍中です。帽子をかぶって仕事をしている私の姿は、きっと会社員には見えないはず。