2010年3月15日 (月)

モタレノ瀬戸の渡し船

熊本放送 ラジオ局編成制作部 畑中 雄治

熊本県宇城(うき)市にある「戸駆(とばせじま)」。

対岸の三角港(みすみこう)まではわずか400メートル。
島と港の間の『モタレノ瀬戸(せと)』に「渡し船」が通っている。
船頭はこの道50年の大ベテラン・佐藤のぶゆきさん・74歳。

昔は利用客であふれていた渡し船だが、昭和48年に大きな橋が
架かり、車で対岸に行けるようになると、利用客は激減。
今ではお年寄りや学生がわずかに利用するだけとなった。

素朴な人柄の船頭・佐藤さん、そして島の人々。
時の流れの中で移ろいゆく『モタレノ瀬戸の渡し船』を取材した。

2010年3月 8日 (月)

冬の飯豊「花笠作り」

山形放送 ラジオ局ラジオ制作部 菅野 俊也

東北を代表する祭り「花笠まつり」は毎年8月5~7日まで3日間、
踊り手4000人(1日平均)がしない目抜き通りをパレードする。

その踊りにかかせない「すげ笠」を作っているのが飯豊町中津川地区に住む伊藤よしさん(74歳)を含む20軒の過程で冬期間作られている。

取材ではいかに普段の言葉で話を聴くことが出来るか、また音声のみですげ笠作りを表現出来るかが心配だった。

2010年3月 1日 (月)

津軽こよみ唄

青森放送 ラジオ編成制作部 夏目 浩光

青森市に住む藤川ツトムさん(80歳)はひとり暮らしです。
冬は毎日雪かきをし、古い家で過ごします。

幼少の頃から音楽が大好きな藤川さんは現在、明治から昭和初期に歌われていた、青森にまつわる歌を探しています。
当時、情熱を持って青森の歌を作った人々の想いを少しでも残したいという気持ち、そして自分自身の残された人生最後の仕事という気持ちで、当時の歌を探しています。

青森にまつわる歌には、青森の四季、歴史があり、厳しい冬を生きる津軽人の息吹が感じられます。

2010年2月22日 (月)

伝統をつなぐ和太鼓・踊り部

東海ラジオ 制作部制作課  大竹 蘭子

名古屋市立日比野中学校の少し珍しいクラブ活動
「和太鼓・踊り部」は、全国各地で伝わる踊りや太鼓を練習しています。

一番力を入れているのが愛知県奥三河地方に鎌倉時代から伝わる
「花祭」で踊る「三ツ舞」です。

自分たちだけで練習するのではなく、地元・布川地区の方々と交流し、直接指導してもらうことの大切さ、そしてそこから生まれる出会い…。

取材したときに布川地区の地元の方が、
「自分達は小さい頃から踊っているから体にしみついているが、
部員たちは中学から始めるため、体が動きを覚えるのが難しい」
と仰っていたのが印象的でした。

3月6日(土)に布川地区で行われる「花祭」本番に向けて、
「和太鼓・踊り部」は今日も舞っています!

2010年2月 8日 (月)

汽笛まんじゅう~残したい鉄道の街~

南日本放送 ラジオ制作部  七枝 大典

舞台となる湧水町吉松駅は鹿児島県北部の駅。
以前は九州の大動脈、肥後線の主要駅として栄え、それに伴い街も賑わっていた。
しかも街の人口の3分の1が国鉄職員という、まさに「鉄道の街」。

しかし他のルートが開発され始め、SLの時代は終わり、街も人が少なくなり、店もなくなっていった…。

そんな街に「鉄道の街をなんとか残したい」と50年以上努力されている方がいる。それが本作の主人公・宮下良信さんと清子さん。
本業と同じく「愛する鉄道への情熱」これには頭が下がりました。

2010年2月 1日 (月)

毎月25日は京都北野の天神さん

京都放送 ラジオ編成制作局 制作部 永田 和美

京都の2大縁日の1つ「天神さん」
京都市上京区にある北野天満宮で開かれるこの縁日は菅原道真が生まれた日、そして亡くなった日である25日に毎月開かれています。

もともとはこの日に参拝するはずだけだったのが、次第に商売をする人が集まり、時代と共に姿を変え現在に至りました。

いつもは神聖な雰囲気の北野天満宮もこの日ばかりは天満宮本殿に通じる境内に所狭しと露店が立ち並び、人手あふれかえり、にぎやかな活気のある雰囲気にかわります。

特に12月25日はその年最後の天神さん「終い天神」とだけあって、15万人以上の方が訪れるそうです。
そんな活気あふれる天神さんの雰囲気を、露店を出される方、参拝に来られた方のインタビューをまじえながらお伝えします。

2010年1月25日 (月)

今も残る江戸の銭湯 ただ一人の三助橘さんを追って

文化放送 編成局制作部 太田尾 和也

最近では滅多に見かけなくなってしまった銭湯。
それでも銭湯は確かに存在していて、中には江戸時代からの風情を残している店もある。

仲でも東京都荒川区にある「斎藤湯」には今でも三助さんが働いている。三助さんとは、「ながし」のサービスをしてくれる人の呼称で、平成の世に写ってからは姿を消したと思われていたが、実際にはまだ健在であった。
これには驚かされてしまった。

家に風呂があることが当たり前になりつつある現代。
そんな時代だからこそ、時には江戸の文化に思いを馳せながら、湯につかってみてはいかがでしょうか…。

2010年1月18日 (月)

小さな町の干物物語

高知放送 ラジオ編成制作部 手島 伸樹

高知市御畳瀬(みませ)。古くから干物作りが盛んな港町です。
近年、高齢化など様々な事情で、漁師・干物屋共に減少しています。
そこに50歳にして会社員から転身、干物屋の道に進んだ城下秀二さん。この冬、3年目を迎えました。

番組では「みませの干物」を残す為に努力する城下さんの姿と小さな港町の様々な”音”を拾い集めてみました。

漁師町の現状はおそらく全国で同じような問題が出て来ていると思います。故郷の文化、味を残す為に何をすれば良いのか?
そんな思いで制作しました。

朝3時の湊は寒さを通り越してましたが、冬の星座の美しさは又、格別でした。

2010年1月11日 (月)

人力車誕生から140年~ふる里、直方を走る!~

RKB毎日放送 ラジオ局ラジオ制作部 村上 雪絵

近代日本を象徴する乗り物、人力車の誕生から140年。

人力車を発明した和泉要助は福岡県直方市で生まれました。
しかし彼に関する資料はほとんど残っておらず、地元でも和泉要j助の名を知る人は多くありません。

要助の功績を掘り起こした郷土史家の舌間信夫さんに、彼はなぜ人力車を発明し、どんな生涯だったのか話を聞きました。

また、福岡天神の街で出会った「人力車で全国を旅するカップル」山田祥平さんと中川水帆さん。二人の人力車への想いを織り交ぜながら、人力車の魅力を伝えます。

2010年1月 4日 (月)

150年の歴史を重ねる俵津文楽

南海放送 ラジオ業務部 松本 直幸

愛媛県で最も古い文楽座として知られる西予市明浜町(せいよしあけはまちょう)俵津文楽「すがはら座」。

1852年(嘉永五年)、大阪から伝わったといわれ、身近な娯楽として庶民に親しまれてきた。一時高齢化などで危機もあったが、前座長らの努力で現在は26人の座員が所属。
所有する人形の頭や衣装約140点は県指定有形民俗文化財。2月には定例公演を控えている。

演じるのは三味線、太夫、人形遣いが一体となって演じる人形浄瑠璃。なかなか息を合わせるのも大変だが、「ピタッと合ったときは気持ちいい」と座長。

現代にあってすたれつつある義理と人情は人々の心を打つ。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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