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2008年12月22日 (月)

けなしあいを笑いにかえて~能登いどり祭~

北陸放送 ラジオセンター 川瀬 裕子

能登町鵜川の菅原神社では、毎年11月7日夜に氏子が直径1.2メートルの大鏡もちを奉納し、他の地区の氏子らが、そのもちに対して悪口を言い合う奇祭「いどり祭」が開かれています。

6つの集落のうち、毎年2地区ずつが交代でもちを作る当番となり、競い合います。

「いどり」は「悪口を言う」「けなす」の方言。まつりでのケチのつけ合いは、軽妙で笑いに包まれています。一年を笑い飛ばして来年への糧とするユーモアに、この土地の大らかな人柄と暮らしを感じます。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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