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2008年12月 8日 (月)

父から子へ・伝統のふすまからくり

四国放送 ラジオ局編成制作部 三浦 審也

徳島市八多町は、みかんやイチゴの栽培が盛んな田園地域ですが、犬飼農村舞台で浄瑠璃が上演される秋祭りの日には、町内外から数百人の観客が集まります。

見せ場の「ふすまからくり」は、合計百枚以上のふすまを縦横に動かして場面を転換するもので、地元のみなさんはが操作します。

さぞや日ごろから練習を…と思いきや、ほとんどぶっつけ本番に近い状態と聞いてビックリ。子供のころから慣れ親しんだ舞台で、メンバーは数十年来のご近所さんたちですから、あえて練習しなくても息が合うのだそうです。

文化って、向こう三軒両隣にあるものなんですね。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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