2008年12月15日 (月)

鍋合戦 秋の陣

宮崎放送 ラジオ部 福田 直子

宮崎県内で農業産出額トップを誇る東児湯5町(高鍋、川南、新富、木城、都農)で地元の食材を使った鍋合戦が行われました。

これは4月に高鍋と川南の2町で争われた鍋合戦ー春の陣ーについで2回目。地元でとれた豊かな海の幸、山の幸をたっぷり使った鍋は、いろんな食材から出るダシが効いて、甲乙つけがたい味でした。

今回の取材を通して、宮崎の食材の豊かさを改めて感じました。

2008年12月 8日 (月)

父から子へ・伝統のふすまからくり

四国放送 ラジオ局編成制作部 三浦 審也

徳島市八多町は、みかんやイチゴの栽培が盛んな田園地域ですが、犬飼農村舞台で浄瑠璃が上演される秋祭りの日には、町内外から数百人の観客が集まります。

見せ場の「ふすまからくり」は、合計百枚以上のふすまを縦横に動かして場面を転換するもので、地元のみなさんはが操作します。

さぞや日ごろから練習を…と思いきや、ほとんどぶっつけ本番に近い状態と聞いてビックリ。子供のころから慣れ親しんだ舞台で、メンバーは数十年来のご近所さんたちですから、あえて練習しなくても息が合うのだそうです。

文化って、向こう三軒両隣にあるものなんですね。

2008年12月 1日 (月)

音浴(おんよく)博物館

長崎放送 ラジオ制作センター 小森 裕子

長崎県西海市大瀬戸にある、分校跡を利用して開かれた「音浴博物館」を取り上げた。夫であり、初代館長であった、栗原栄一郎さんが亡くなり、跡を引き継いだ妻の節子さんが語るレコードや施設に対する思いが柱となっている。

開館から7年、この施設は、16万枚という膨大なレコードの整理、収支のバランス、後継者不在など様々な問題を抱えている。

しかし、それでもなお、めまぐるしく変化するこの時代において、人々を引きつけ、必要とされ続けるその魅力とは何か、伝わればと思い、制作した。

2008年11月24日 (月)

ふぐのささやき

秋田放送 ラジオ局ラジオ制作部 佐々木 偉性

秋田沖で捕れるふぐを町おこしのきっかけに、という人たちと、そのとらふぐの鳴き声を収録。

“ふぐ”という漢字が河の豚と書く意味を収録したとき、自身気が付きました。秋田では、もともと食べる習慣がない食材をこの地区のある女性が町の復活にとがんばっています。

この女性の取り組みを応援したいとラジオ番組で度あること、取材・放送してきたものです。

2008年11月17日 (月)

ガラ紡のつむぐ夢

静岡放送 ラジオ局制作部 藤浪 由希子

静岡県西部の浜松市を中心に活動しているNPO法人ガラ紡愛好会の活動を通して、ガラ紡の魅力とガラ紡から広がる将来のふるさと作りの夢を綴る。

ガラ紡は明治6年に日本で発明され、昭和30年頃まで、日本各地で活躍した紡績機だが、西洋紡績機の導入により、徐々に衰退。いまは愛知県三河にわずかに残っているのみとなった。

しかし、10数年前から、そのガラ紡から紡ぎだされる糸で作ったフキンが油を吸着することで、洗剤のいらないフキンとして話題になり、浜松市の主婦グループも汚染度全国ワースト1の湖、佐鳴湖をきれいにする切り札としてガラ紡に注目。ガラ愛好会をスタートさせた。

愛好会は、ガラ紡の普及により水をきれいにし、ガラ紡の風合いを子供たちに伝えることを目的にしているが、夢は広がり、農家に綿の栽培を呼びかけて、地場産業の復興をめざし始めた。

2008年11月10日 (月)

海の中にも季節がある~豊後水道素潜り漁師が見た世界

大分放送 ラジオ制作部 青山 松嗣

大分県では、鶴見,米水津、下入津、蒲江、佐賀関を始め様々な地域で素潜り漁が行われています。

今回スポットをあてた場所は、豊後水道に面した大分県、津久見市高浜。ここは、古くから素潜り漁が盛んな地域で、ここに30年間素潜り漁を続けている成松親善さんがいます。

今回番組では、実際に成松さんの漁をする現場に同行し、巣潜り漁を通して、海底の環境変化を描いています。私たちの何気ない行動が、海に及ぼしている影響とは?

収録では、通常のマイクに特殊な加工をし、海底の様子を収録しました。

2008年11月 3日 (月)

カテキンズが行く

熊本放送 ラジオ編成制作部 北口 瑠美子

熊本に“カテキンズ”というアマチュアの漫才コンビがいます。立山茂さん(53)と藤原徳門さん(51)。この2人、日本茶インストラクターという肩書きを持つ。

お茶屋のご主人と生産農家です。日本茶インストラクターは全国におよそ3,000人、正しい理解を広めて日本茶を普及させるのが目的です。ワインでいえば「ソムリエ」といったところです。

漫才はまったくの素人の2人がコンビを結成したのは、わけがあります。急須で入れる日本茶はペットボトルのお茶に押されぎみ。立山さんの地元、人吉市の中学校が行ったアンケートでも半数以上がペットボトルのお茶を買うと答えています。

日本茶危うし、危機感を持つ立山さんらは学校で、おいしい日本茶を味わうための授業をしたり、日本茶のPRをしたりと、八面六臂の大活躍。日本茶ファンを増やすためにステージに立つ立山さんらの「カテキンズ」を取材しました。

2008年10月27日 (月)

森と人をむすぶ手作りホルン

山形放送 ラジオ制作部 大久保 円

山形県南陽市吉野地区は、杉林の山に挟まれた谷間にある村です。この地区にあった旧・山形県立宮内高校、吉野分校は、平成3年に廃校になりました。

昨年からこの古い校舎を利用して、楽器のホルンを手作りしている人たちがいます。NPO美しいやまがた森林活動支援センターの人たちです。老若男女、様々な職業をもつ人たちの集まりです。

ホルン作りの指導は、センターのメンバ-でありホルン学校の校長先生でもある伊藤隆二さん。伊藤さんはアルプホルンを作りたいという一心から、7年前に一年間かけて、ホルン作りを習得しました。そして、5年前からホルン作りを指導しています。

ホルンの名前は、アルプホルン。スイスのイメージが強い楽器です。大きさは、長さが3メートル40センチ。一本の杉の木の、間伐材から作ります。ホルンの管の直径は、最も細いところで3センチ、太いところで16センチ。

アルプホルンは車で持ち運びできるように、3分割になるよう製作します。凡そ半年から一年ほどかけて製作したホルンは、作った人が自ら演奏にもチャレンジします。
伊藤隆二さんの指導によりこれまでに作られたホルンは、18本になりました。

作業場である古い校舎の壁に貼られた活動報告には、「森は癒しの空間であるが、病院ではない。あくまで健康を実感する場所である。体も心も大切にしよう。」と書かれています。

美しいふるさとを創るために、森と人を結ぶホルン作りはこれからもずっと続きます。

2008年10月20日 (月)

見た目はチョットナンあり でも味は日本一

青森放送 ラジオ編成制作部 工藤 美緒子

今年6月、青森県のりんご畑の3分の1以上が霜とひょうの被害にあいました。被害額は80億円にのぼっています。

傷ついたりんごは、大きく実るものの商品価値はぐっとさがります。商品価値は下がるけれども、せっかく実ったりんごがかわいそう…と、りんご農家は懸命に手をかけ収穫の秋までこぎつけました。

りんごの実ができるまでを紹介しながら、自然災害と戦うりんご農家の心情を取材しました。

見かけはちょっとナンありのりんごも、皮をむけば中身は日本一の青森りんごです。これから全国の店頭に並ぶ、霜・ひょう被害りんごのおいしさが少しでも番組から伝わってくれれば…と思い制作しました。

2008年10月13日 (月)

歌声列車が行く!

東海ラジオ放送 制作部制作課 森川 美穂

2008年7月から、岐阜県の樽見鉄道を走り始めた歌声列車。列車を走らせるのも、演奏をするのも、全て樽見鉄道の社員の方。手作りなんです。

今回私は、9月24日の歌声列車に乗り、取材をさせていただきましたが、ビックリしたのが、お客さんの熱気。当日配られた歌集を見てワクワクする姿や田中社長が演奏するアコーディオンにのせて歌う姿は本当に楽しそう。

電車が揺れるのもおかまいなしに立ち上がって歌う方もいるほどで、見ているこちらも一緒に歌いたくなるほどでした。

大垣ー樽見間の1時間が、あっという間に感じるほど、楽しいひとときを過ごさせていただきました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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