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2007年9月 3日 (月)

小さな役者たちの夏~田島屋台 子供歌舞伎

ラジオ福島 放送部 島田 弥栄

南会津郡南会津町、田島に伝わる伝統的な祭り、田島祇園祭。鎌倉時代から行われている祭りで、日本三大祇園祭のひとつち言われています。

タイトルの、田島屋台子供歌舞伎は、江戸時代からの伝統ですが、一時中断し、120年間行われてきませんでしたが、平成に復活。田島町、また近隣の町から毎年子供たちが参加しています。

子供たち28人のうち、男の子は3人、女の子のパワーが強く、主要な役を演じる中学生の姿はタカラジェンヌのようでした。練習では指導の先生が役柄からセリフ、さらにはごあいさつに至るまで、優しく厳しく教えていらっしゃいました。

隈取、重さ10Kの甲冑を着込むと子供たちの気持ちも引き締まり、伝統を受け継いでいるという思いが強くなるようです。

当日、県内外からこの歌舞伎のファンという方が大勢集まり、クライマックスのシーンでは泣いている方も見られました。2日続けて、16:00~23:00頃まで子供たちは演じ続け、幕間で眠る子供もいるそうです。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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