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2005年8月22日 (月)

福井 祇園祭 2年ぶりに開催

福井放送 ラジオセンター 岩本 和弘

昨年の7月18日未明、福井県は嶺北を中心に局地的な豪雨に見舞われました。住宅の全壊57世帯・半壊139世帯・床上浸水3313世帯・床下浸水10324世帯など、未曾有の被害を受けました。

実は、この日が福井 祇園祭の当日でした。福井市では、1時間75ミリの激しい雨を観測。

福井市橋南地区近くの足羽川の堤防が決壊し、濁流に襲われました。もちろん祭りは中止となりました。

今年の福井 祇園祭は、2年ぶりの祭りで、豪雨からの復興をアピールする祭りでもあったのです。豪雨の被害を受けた道路を中心に練り歩き、沿道では2年ぶりの祭りに、涙する人も…。

祭りの参加者の半数は、豪雨で被災した方でした。実行委員会委員長の橋本浩吉さんは、地元の木田銀座商店街で寝具店を営んでいます。

橋本さんは「豪雨の影響で店を閉めた人もいる。今年のまつりの復活をきっかけに、商店街が再び元気を取り戻せれば…」と語ってくれました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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