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2005年8月29日 (月)

およそ800年間 変わらぬ製法で作られている阿波番茶

四国放送 編成制作部 新井 明美

「番茶」「晩茶」ともかく。昔は那賀川流域一帯が阿波番茶の一大生産地であったが、現在は相生町と上勝町の二町だけになりました。

2001年環境省の「かおり風景百選」にも選ばれた上勝町神田地区の神田茶(ジデンチャ)は、今も800年ぐらい前から受け継がれてきた伝統的製法で作られています。

無農薬栽培で乳酸菌が豊富で体い良いといわれています。しかし、生産者の高齢化が進み、後継者問題が深刻です。

何事も機械化される中、手作業で時間をかけて作られる神田茶は、郷土の名産として、これからも絶やしたくないとの思いで取り上げました。

生産者の武市 功さんを追って取材しましたが、その作業をみると、下級茶のイメージあった番茶が貴重な高級茶に思えました。

番茶の中でも神田茶は確かにおいしい。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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