2005年12月26日 (月)

連覇なるか!? 史上最年少のクィーン

大分放送 ラジオ編成制作部 佐藤 陽子

大分県中津市の高校1年生、楠木早紀さんは今年1月大津市の近江神社で、小倉百人一首かるたの史上最年少クィーンとなった。

今年4月に進学した県立中津南高校にかるた同好会を結成し、来年1月に再びクィーン位決定戦に挑む。

単身赴任中の父親、早紀さんに幼いころから愛情を注ぎ教育してきた母親や同級生の応援もあり早紀さんは、女流選手権でも優勝し、今年、4大タイトルのうち2つのタイトルを獲得している。

早紀さんが、かるたにのめり込んだのは自分よりも年上の大人を負かすことが出来る正に実力勝負の世界に快感を覚えたことからだった。

早紀さんに集中力があるのはなぜ?また、クィーン戦にかける想いと家族の愛情を描く。

2005年12月19日 (月)

共にふくらませる子供の夢・おじいちゃんのばくだんあられ

山形放送 ラジオセンター 村山 喜子

昔なつかしの駄菓子、ばくだんあられ。
通称ポン菓子とも呼ばれるこの米菓子は作り方が一風かわっています。それは、この音を聞けば分ります。

ばくだんあられの魅力にはまった、山形県寒河江市在住の滝川さんは、今日も子供たちに作っているのです。

ばくだんあられを通してつながる子供たちとの輪。滝川さんは、これからも作りつづけていくことでしょう。

2005年12月12日 (月)

初冬の博多にこだまする・せいもん払い

RKB毎日放送 ラジオ局ラジオ制作部 吉田 勇樹

毎年11月の中旬になると、福岡市内の商店街などでは、「せいもん払い」と呼ばれるセールがあります。

「せいもん払い」は、126年前に上川端商店街で、漬物店を営んでいた、八尋利兵衛(りへい)さんの呼びかけで始まります。

そんな利兵衛さんに感謝の意を込めて、毎年、「せいもん払い」の前には彼のお墓参りをし、神社で商工祈願祭も行われます。

そして、今年も「せいもん払い」がスタート。上川端商店街振興組合の理事長、原 公志さんは、この時期だけ、ご自身が店主を務める「加賀屋」でお客さんと接します。

原さんのお客さんとのやりとりや、「せいもん払い」のインタビューから、「せいもん払い」を通した商店街の伝統の重さや商売に対する真剣な姿勢が伝わります。

2005年12月 5日 (月)

変わらない味…手作り 亀の甲せんべい

南海放送 ラジオセンター 柳田 さやか

愛媛県松山市の中心部、松山城とと学生街の間に、45年間変わらない店「マツヤ製菓」があります。学校帰りについ立ち寄りたくなる、近所の駄菓子屋さん。

変わらない店構え。変わらない商品配置。変わらない味…。新しいものを追い求める現代社会の中で、“変わらない”という安心を与えてくれる、この店に魅力を感じ、取材をお願いしました。

番組では、二人三脚で店を守り続けてきたご夫妻のお話、そして看板商品の“亀の甲せんべい”を紹介しています。

“昔ながら”という言葉がぴったりの味わいをお楽しみください。

2005年11月28日 (月)

ささらに編みこむ故郷のこきりこ

北日本放送 報道制作局制作部 佐藤 栄治

世界遺産に登録された合掌集落はマスコミでよく紹介されますが、それに比べ同じ地域にある「こきりこ節」が単独で紹介されることが少ないと感じたことが、取材しようと決めたきっかけでした。

「こきりこ節」は、日本最古の民謡ともいわれ、使われる楽器も独特の形をしています。それらが奏でる音はどれも素朴で優しい響きを持っています。

そうした楽器の中で一番人目を引く「ささら」と呼ばれる楽器が、「こきりこ節」の伝わる地元で作られていると聞き、作っている人はどんな人で、どんな思いで作っているのだろうかと思い、工房に伺ったのです。

工房の主、大瀬國隆さんは、こきりこの踊り手でもあるので、その使い勝ってや音色にもこだわりのある方でした。

「ささら」は最近、楽器としてよりもインテリアやみやげ物としての需要が多いそうで、今でも自然の素材で一つ一つ手作りされていました。

昭和40年代まで陸の孤島とさえ呼ばれた山深い五箇山地方で、歌い継がれたこきりこ節のメロディーに乗せて「ささら」作りに込められた思いを伺いました。

2005年11月21日 (月)

日本一!! 庭師に託した夢ロマン

山陰放送 ラジオ局放送制作部 荒井 由岐子

開館35周年を迎えた島根県安来市の『足立美術館』は、アメリカの専門誌が選ぶ、日本庭園ランキングで三年連続日本一に耀いています。

庭園チーフの杉原広一さん(80歳)を中心に庭師たちの日々の庭園作業を通して、創設者、足立全康(あだちぜんこう)氏が庭師に託した庭園日本一の夢ロマンを描きます。

2005年11月14日 (月)

豊岡の空にもう一度

ラジオ関西  報道事業制作部 青木 達也

古く昔から、豊岡には、コウノトリが住む里として、人とともにすごす姿があった。

しかし、様々な要因と共にその姿が消えていく中で、もう一度、その風景をよみがえらせようという、コウノトリの人工飼育を行い、放鳥を目指した人たちを追った。

一度なくしてしまったものを取り戻すという一番難しい試みをした松島さんたち。コウノトリと私たち人との関わりをメインに制作した。

取材した当日、まだ放鳥した日から1ヶ月たらずと近かったためか、平日にも関わらずたくさんの人がいた。

特にすごかったのは巨大な望遠レンズを付けたカメラがずらーっと、コウノトリに向けられ、並んでいたことだ。

豊岡も肌寒くなってきた中で、じーっと待っていらっしゃる、カメラマンの姿は、ある意味コウノトリ郷公園の風物誌となっていたのかもしれない。

2005年11月 7日 (月)

20年振りに蘇るハーモニー

元小学校教諭、浅野輝夫先生のために教え子が催した演奏会を取り上げる。

現役教諭時の浅野先生は、新潟県内の小学校で器楽指導にあたられ、音楽コンクールにて優秀な成績をおさめられている。

昨年9月、浅野先生が病に倒れ、現在も療養生活を送っている。それを知った教え子(昭和56年~62年度の新潟市上所小学校)の器楽部員が声をかけあい、20年の時を越えて、演奏会を行った。

当時の楽器で、当時の器楽部メンバーが浅野先生の指揮によって演奏する。

2005年10月31日 (月)

沖縄闘牛にかける情熱

琉球放送  ラジオ制作部 相良 武

沖縄本島中北部で長い伝統をほこる沖縄闘牛。
全島大会には必ず3,000人ものファンが集まります。そして闘牛を育てる人々、牛主、爪を削る専門士、その家族。

様々な人生ドラマが沖縄闘牛には秘められています。
そんな思いへの数々をご紹介します。

2005年10月24日 (月)

21世紀の音 リニア・モーターカー

山梨放送 ラジオ制作部 廣瀬 祥子

山梨県都留市を走るリニア実験線。

ここでは毎年5、6回程度、一般を対象にした試乗会が開かれています。時速500キロという世界を体験しようと訪れた人々の声。

そして、500キロの世界を綴ります。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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