2007年7月 9日 (月)

心を束ねて~ペーロンの熱い夏~

長崎放送 ラジオ制作センター 三浦 俊

今回、長崎市三重町のペーロンについて制作しました。

長崎の夏といえばペーロンです。各地区に分かれて、和船での早さを競います。このペーロンは伝統のある行事で、男たちを「中心に熱い戦いが繰り広げられます。

先祖代々長い年月とともに受け継がれてきたペーロンも、都市化の波でサラリーマンも増え、後継者不足に悩み、夜に練習するなど、環境は様変わりしています。

番組は、伝統行事ペーロンをめぐる現状と共に、街の誇りを継続させるべく、ペーロンにその心を託す地域の人々の熱いハートを伝えられれば、と思い制作しました。

2007年7月 2日 (月)

アカシアの町から拍子木が流れる

秋田放送 ラジオ制作部 丹内 モモコ

秋田県の北、鹿角郡小坂町には日本で一番古い木造の芝居小屋があります。小坂鉱山の最盛期、従業員の慰安用に造られたものですが、今でも全国から観光客が訪れます。

砂漠のようだった町をみんなでアカシアを植え、やっと緑を取り戻した町は、行き交う人々にもやさしく微笑んでいます。

先頭に立って元気なのは川口ヒロシ町長。観光施設は立派なのですが、町役場の貧弱なこと!

「町役場なんて事務が出来ればいい、皆様を迎えるところが町の顔です」と言い切る姿に清清しさを感じました。

きょうも役場職員、康楽館のスタッフは、クーラーもないところでがんばっているに違いない。

2007年6月25日 (月)

理想のオカリナを求めて

静岡放送 制作部 荻野 倫久

イタリア生まれの陶器製の楽器、オカリナは、吹く人にも安らぎを与え「癒しの楽器」と呼ばれます。近年のヒーリングミュージックの静かなブームの中、楽曲にオカリナを組み込んでいるものも多く、趣味として手作りでオカリナを作る人も増えています。

土と炎から生まれる素朴な響きが、喧騒のなかで生きる現代人の疲れた心に癒しを与えるのかもしれません。静岡理工科大学の志村史夫教授を中心とした研究グループガ、オカリナの音を科学的に解明する研究に取り組んでいます。

同時にプロノ「オカリナ奏者として知られる本谷美加子(ほんたにみかこ)さんも加わり、「科学」と「演奏家の視点」に基づいた理想のオカリナ作りも進んでいます。

信楽や瀬戸、常滑など、全国の焼き物の名所から集められた土を使い、さまざまな温度で焼き上げられたオカリナ。それぞれの成分分析や、音色を数値化したスペクトル分析から明るみになるオカリナの音色の秘密とは?

そしてプロの演奏家の主観を交えた「理想のオカリナ作り」の行く着く先は…。

2007年6月18日 (月)

夢見る公園

文化放送 制作部 小笠原 真愛

東京都 渋谷区にある代々木公園。週末になるとたくさんのストリートアーティストたちが集まり、思い思いのパフォーマンスを披露しています。

ケヤキ並木の下、多い日には20組を超えるアーティストはほんの1.2m間隔で陣を構え、隣に負けじと歌う! 踊る! 叫ぶ!

技術の上手・下手は別として、その「見て欲しい」「聞いて欲しい」という懸命なメッセージに、思わず通行人の足も止まります。

そんな、代々木公園の熱い文化を音にしました。アーティストたちの思いが伝わりますように。

2007年6月11日 (月)

高原を吹き渡る童謡の歌声

熊本放送 ラジオ局 原武 博之

平成の大合併で熊本県上益城郡山都町の一部となった旧清和村。
清和高原天文台を有し、150年の歴史を持つ「清和文楽」を核に、村づくりが行われ、人口3,300人の村に、年間12万人もが訪れていました。

他の2つの町に吸収されてしまったような状況の中で新たなふるさとづくりを進める旧清和村。村の中心地も合併によって地域が移り小学校も統合されて、廃校となってゆきます。

旧清和村村長で、現在NPO法人、日本国際童謡館 理事長の兼瀬哲治さんは、廃校になった旧朝日小学校を童謡運動の拠点としようと考え、この5月から「童謡学校」を開校することにしました。

豊かな自然の中に響き渡る歌声。日本人の心の中に浸み入っている童謡が、旧清和村に新たな風を吹き込んでくれるか、地元住民の期待も大きいようです。

2007年6月 4日 (月)

おらんくの映画館

高知放送 ラジオセンター 手島 伸樹

シネコン全盛の今、地方の映画館は姿を消しています。
高知県でも中心部のシネコンと小さな映画館が2館、そして今回取り上げた東部の「大心劇場」のみが常設の映画館です。

映画の火を消すまいと1人で頑張る館主、小松秀吉さんを通して懐かしい昭和の風景を感じてもらいたいと制作しました。

「大心劇場」高知県安芸郡安田町。
館主の小松秀吉さんは、モギリ、売店、看板制作、映画技師など、すべて1人で担当しています。その情熱は?

普段は暗い映画館ですが、壁には200枚以上の古い映画のポスターが…。休憩時間も楽しんでもらおうという館主の優しさです。

2007年5月28日 (月)

想いを伝える おむすびひとつ

青森放送 ラジオ編成制作部 工藤 美緒子

青森県弘前市にある岩木山の麓に「森のイスキア」という名の家があります。

クリスチャンの佐藤 初女さんが心に悩みや病のある人たちに開放してきた家です。86歳の初女さんは訪れる人たちの話を聞き食事でもてなします。

「おいしいと感じだ時に心が動く。おいしいことが大切、細胞が動き出すの」と語る初女さん。

「自分は大切にされている」と思える料理を食べると心がほぐれていく…森のイスキアを訪れ「希望の鐘の音」で初女さんに見送られた人たちは皆、食べることの大切さを実感するといいます。

佐藤初女さんの活動を通して食の大切さを考えます。

2007年5月21日 (月)

御在所・新たな春

東海ラジオ放送 制作部 山口 直美

御在所岳の山頂にあった日本カモシカセンターが閉園したのは、昨年11月。そして、今年4月から新たに、御在所岳の自然を情報発信する施設「カモシカセンターメモリアルございしょ自然学校」として再出発することになりました。

これからの試みと、その伝えたい御在所やこの地域の自然の「魅力をご紹介します。

取材で御在所を訪れた4月中旬は、まだ、冬の色が残っていて、雪が積まれていました。3度目は雹(ひょう)が降ってきました…。5月になれば、ようやく山も春の花が咲き、色づいてきています。

ロープウェイで手軽に自然を感じることのできる貴重な場所だと思います。少しでも、その雰囲気を感じていただけたらと思います。

2007年5月14日 (月)

銅の蟲になる

中国放送 ラジオ制作部 吉冨 克利

広島県指定伝統的工芸品「銅蟲」。
江戸時代初期から400年以上の伝統を誇る工芸品ですが、今「銅蟲」を作ることが出来るのは二人の職人のみ。

細田勝利さん(66)と小林啓一さん(40)は、毎日一心不乱にひたむきに「銅蟲」作りに取り組んでいます。

景気に左右される売り上げ、小林さんの後へ続く「後継者」の不在。そういった悩みを抱えながらも、昔、江戸時代の藩主から「銅の蟲」と評された職人の魂は今も全く変わっていません。

この番組を通して、そんな「銅の蟲」のひたむきさと、「銅蟲」の魅力が伝わればと思います。

2007年5月 7日 (月)

くしきの浜競馬

南日本放送 ラジオ制作部 七枝 大典

全国各地に春を告げる伝統行事はありますが、鹿児島県いちき串木野市の「浜競馬」もその一つ。

毎年3万人近くの観客が集まります。(いちき串木野市の人口は約32,000人)先日4月15日には、第50回記念大会が盛大に開催されました。

いちき串木野市の重要な「観光コンテンツ」でもある「くしきの浜競馬」。その由来や当時の様子、そして三代にわたって出場している家族にお話しをきいた。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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