2006年10月 9日 (月)

おら ゆびながこうもり だ

青森放送 ラジオ編成制作部 工藤 美緒子

現在、青森県内には17種類のコウモリが生息していますが、その中の13種類が絶滅の危機にさらされています。

「こうもりの保護を考える会」の向山満さんの活動を通して人間とコウモリのかかわりを探りました。

取材場所は、白神山地にほど近い西目屋村というダムの建設現場のトンネルが中心で、向山さんとスタッフの方たちとのコウモリ生息調査に同行しました。

蝙蝠という地名の場所に住み、コウモリに囲まれて暮らす向山さんのコウモリの話を聞きながらの楽しい取材から、津軽弁のコウモリが主役の番組を思いつき、タレントの伊奈かっぺいさんにナレーションをお願いしました。

2006年9月11日 (月)

岐阜から広がる希望の音色

東海ラジオ放送 報道部 アナウンス課 川島 葵

岐阜県可児市(かじし)にある「ヤイリギター」は、1935年から一筋にアコースティックを作るギター工房です。

ギター好きやミュージシャンは1度は耳にしたことがある工房で、ポールマッカートニーや、桑田佳佑さんなど有名ミュージシャンのギター製作、アフターケアを手がけていることでも有名です。

しかし、地元に住んでいても、可児市にギター工房があることを知らない人もいます。2002年、ヤイリギターはミュージシャンのBEGINと共同開発で、新しい楽器、「一五一合」(いちごいちえ)を製作しました。

この楽器は人差指1本で、音が奏でられるもので、「ギター好きやプロのミュージシャンでなくても音を楽しんで、皆happyになって欲しい」という願いが込められています。

今までギターを弾きたいと思っていても踏み出せなかった人々が、教室で一五一会を手にし、夢を叶えました。その暖かい音色。そして笑顔の声を皆様にお伝えします。

※弾き語りにずっと憧れを持っていた私、楽譜を初見で演奏できたことに感動し、一番お手ごろな一五一会(28,000円)を購入してしまいました。

2006年9月 4日 (月)

広島・石内神楽~未来に響け竹笛の音

中国放送 ラジオ制作部 佐々木 広高

中国山地の農村部に古くから伝わる神楽は、自然の恵みに感謝し、お囃子にのって舞いを神前に奉納する行事です。

その神楽に欠かせない“竹笛”を30年間手作りし続け、地元に寄贈している元大工の中田栄さん(74歳)を取材しました。多くの神楽団がある広島県ですが、少子化の影響などで、後継者不足に悩む団体も少なくありません。

中田さんが住む五日市町の石内地区も例外ではなく、170年の伝統がある石内神楽も、2年前まで活動を一時休止していました。そんな中、中田さんは「自分の作った笛がきっかけで、神楽に興味を持ってもらえたなら」と、竹笛を地元の石内小学校はじめ、住民の皆さんに贈り続けてきました。

その思いはただひとつ、「伝統ある石内神楽をなんとか伝えていきたい」。番組では、仲田さんの笛作りの様子と、神楽を愛する気持ちを周囲の人々のインタビューを交えながら紹介します。

仲田さんから取材後、「お土産」として竹笛をいただいたのですが、最初は吹いてもなかなか音が出ませんでした。しかし、連日練習した結果、ようやく少しずつ音が出るようになり、いまでは吹くのが楽しみに…。
そのうち本格的に始めるかも。

2006年8月28日 (月)

権禰宜・川上 佳代

南日本放送 ラジオ制作部 七枝 大典

全国各地にある「街中の神社」。

どんなに土地開発が進もうとも、どんなに“街”が変わっていっても不変の場所、地元に住む人は、ことあるごとに足を運び、また久々に帰省した人も、なぜかその前を通ると立ち止まって頭を下げてしまう…。

荒田八幡宮は、そういう場所です。
そして、ここの権禰宜、いわゆる神主さんは川上佳代さんという今年28才の女性。

若くして権禰宜となった川上さんは、どのような目で地域を見ているのか? 取材しました。

~こぼれ話~
ご年配の方は、もちろんでしたが、取材中、若い人が鳥居の前を通るとお辞儀やお参りをする姿が多く見られました。若者のモラル低下が目立つ今、ほっとしました。

2006年8月21日 (月)

おばあちゃんのタルト

京都放送 ラジオ制作部 坂下 かつ子

La Voiture
35年前に食べたフランスのタルトタタンの味が忘れられず、80才をこえるオーナー夫妻が毎日4時間以上かけて、その味を再現。

1ホールにりんご16個を使って作るその味は本場フランスで賞を受けるほど。おばあちゃんのタルト作りにかける思いを紹介する。

2006年8月14日 (月)

伝統農産物を受け継ぐ一家

大分放送 ラジオ編成制作部 青山 松嗣

七島藺(しっとうい)は、琉球い草と呼ばれ、琉球畳と呼ばれる畳は七島藺から作られています。七島藺の栽培は機械化ができない部分が多く重労働。

現在では大分県国東半島の十数軒の農家でしか生産されていません。松原正さんは、この地域で最も若く(50才)、今は奥さんと両親の4人で栽培を行っています。

幼いころは家業として手伝っていましたが、非常に重労働のために両親が七島藺作りをやめたそうです。松原さんは、大分を出て、会社勤めをしていましたが、七島藺を復活させるために大分に戻って家業である七島藺作りを受け継ぎました。

この伝統農産物である七島藺にかける松原さん一家の思いを描いています。

2006年8月 6日 (日)

空気を祀る町~世界にたった一つの神社を訪ねて

山形放送 営業局ラジオセンター 伊藤 康紀

春夏秋冬を表す4回のかしわ手と、地下に収められた1年、12ヶ月を意味する12個のカメ、そして駐車場から"神殿"まで続く365mと云われるブナ林の参道は1年365日のこと。

四季折々の自然に感謝しようという朝日町の人たちのこだわりが伝わってきます。正直言ってまだ山形県を代表するような観光の名所になっているわけではありませんが、実際に足を運んでみると、新鮮な気持ちになるから不思議です。

なお、弊社ホームページの「ラジオ取材日記」にも写真入で取材の模様を紹介しています。下記のドメインへ。

http://www.ybc.co.jp/

2006年7月31日 (月)

若さあふれる筑後川の鵜飼

RKB毎日放送 ラジオ制作部 吉田 勇樹

九州随一の大河、筑後川では、5月20日の鮎解禁と同時に、鵜飼が始まります。

筑後川で鵜飼を行っているのは3軒。このうち1軒は25歳の船頭、臼井万吉(うすいまんきち)さんと、万吉さんのいとこの21歳の鵜匠、臼井信郎(のぶろう)さんという若い二人がコンビを組んでいます。

万吉さんは14歳で父親の手伝いを始め、16歳で鵜匠としてデビューします。しかし、父親が3年前に亡くなり、信郎さんに鵜匠を教える傍ら、自らも船頭として修行を積み、昨年から二人でコンビを組んでいます。

若い二人には、経験の浅さという苦労のほかに個人経営で鵜飼を行っていることでの苦労もあり、鵜飼の現状に対して、しっかりした意見も持っています。

2006年7月24日 (月)

しずくの音の輝き!

南海放送 ラジオセンター 戒田 節子

水琴窟に出会い仕事まで変えたという中村さんは、この20年、水琴窟とともに生きてきた。自宅の庭にミニギャラリーを作り、多くの人が色んな音の水琴窟を楽しんでいる。

そのミニギャラリーに取材に訪れ中村さんがいかに水琴窟に魅かれ、愛しているかを感じ、とても感動。

しずくの音の輝きは、中村さんの心の輝き…のような気がした。

2006年7月17日 (月)

北アルプスの夏

北日本放送 放送制作局制作部 佐藤 栄治

標高2450メートル、北アルプス立山は天候が変わりやすいので、取材計画がなかなか立ちませんでした。

しかも、ライチョウの鳴き声を収録するという目標を達成するのはほとんどギャンブルの世界。なぜなら天候に恵まれても、ライチョウに出会えるとは限らず、ライチョウを一目見たいと何度、立山を訪れてもその姿すら見ることが出来ない人が大勢いるのです。

 取材日はあまり天候が良くなく冷たい雨も時折落ちてきて、室堂ターミナル周辺の残雪も多く、この取材が成功するのか不安になりました。

しかし、「雷鳥の名の通り天候が悪くなる時こそライチョウは活動が活発になるはず!」と、言い伝えを信じて歩き始めてたったの15分。今回はラッキーでした。

なんとライチョウと出会えたのです。しかも大きな声で鳴いてくれるライチョウとそれを見守る人々の声。ここではみんなが自然の一部になっているのだと確信した瞬間でした。

おかげでナチュナルな音を収録することが出来たのだと思います。観光で訪れた人々は、自然保護の取り組みに積極的な立山で、大自然への理解と感動を素直に表現しておられました。

これはボランティアで解説をしているナチュラリストのみなさんの情熱があってのことだと改めて感じました。

今回の番組では、こうした素材を生かし。「聞くだけで涼しい高山地帯を散策しているような気分になれる番組」をコンセプトに制作しました。特別天然記念物ライチョウの珍しい鳴き声をぜひ聞いてみてください。

結構ユーモラスな声ですよ。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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