金沢 女川 早春のころ
北陸放送 報道制作局制作部 辰巳 一平
金沢の市街地を流れる「浅野川」は流れや景観からもう一つの川「犀川」と対比して、女川と呼ばれています。
この川のほとりには、東、主計という花街があり、そこの芸妓衆が金沢素囃子という伝統芸を護り伝えています。また、加賀友禅の染屋が、今でも浅野川を利用し友禅流しを行っています。
また、この川沿いでは、泉鏡花や徳田秋声、近年では、唯川恵が生まれ育ち、五木寛之が暮らし、作品を生み出すなど文学的土壌もあります。去年、それらの作品を朗読するグループが活動を開始しました。
番組では、この春、行われる春の祭りで披露される素囃子や朗読会にむけて、稽古や練習に励む人たちを紹介し、川と人との関わりを考え、川が護り育てた金沢の文化、暮らしを紹介します。
※この取材を終えて、もう少しこの視点を変えず、川と人との暮らしを追求し、番組化すべく構想を練っています。