« 再びヒッチコック! ムクドリ来襲! | メイン | ジンタ奏でて80年・北村大沢楽隊ここにあり! »

2006年4月 3日 (月)

金沢 女川 早春のころ

北陸放送 報道制作局制作部 辰巳 一平


金沢の市街地を流れる「浅野川」は流れや景観からもう一つの川「犀川」と対比して、女川と呼ばれています。

この川のほとりには、東、主計という花街があり、そこの芸妓衆が金沢素囃子という伝統芸を護り伝えています。また、加賀友禅の染屋が、今でも浅野川を利用し友禅流しを行っています。

また、この川沿いでは、泉鏡花や徳田秋声、近年では、唯川恵が生まれ育ち、五木寛之が暮らし、作品を生み出すなど文学的土壌もあります。去年、それらの作品を朗読するグループが活動を開始しました。

番組では、この春、行われる春の祭りで披露される素囃子や朗読会にむけて、稽古や練習に励む人たちを紹介し、川と人との関わりを考え、川が護り育てた金沢の文化、暮らしを紹介します。

※この取材を終えて、もう少しこの視点を変えず、川と人との暮らしを追求し、番組化すべく構想を練っています。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

ブログ powered by TypePad