蕎麦打ちに青春をかける高校生たち
2018年12月3日~2018年12月9日放送
ラジオ福島 放送制作センター 山地美紗子
【番組概要】
県立耶麻農業高校は、喜多方市の山あいにある小さな高校です。学校のあるエリアは、そばの里として知られています。今から30年前、平成元年にそばで町おこしをする様子を取材した「録音風物誌」がラジオ福島に残っており、その音を紹介しつつ、現在、高校生がその文化を継承するなかで地域の方々と触れ合う姿を番組にしました。10人に満たない「そば部」が今年あらたなチャレンジをしています。地域の蔵で、月に1度、そばの店を始めました。蕎麦打ちのみならず、接客もなかなか慣れない様子でしたが、生徒を応援しようとお客さんが次々ときます。その中で、喜びとやりがいを感じ、生徒たちが成長していきます。
【制作意図】
小さな高校の取り組みを発信したかったことと、30年前のこの番組の音源に再び光を当てたかったところからスタートしました。蕎麦打ちは地道な世界。30年前の蕎麦をリズミカルに切る音と、現在、高校生が一生懸命に蕎麦を切る音をつなげ、蕎麦文化の継承を表現したいと思いました。
【制作後記】
いまどきの都市部の高校生のイメージとは全く異なる、朴訥とした雰囲気の中に溶け込むのに一苦労しました。また、そば打ちの音は水回しも伸ばしも何の音かわからないので、すべてカット。インタビューが多くなってしまったことが反省点です。