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2018年11月 7日 (水)

回れ!いつまでも~長崎独楽の復活~

2018年11月5日~2018年11月11日放送 
長崎放送 ラジオ制作部 池本志乃

【番組概要】
約100年の歴史を持つ長崎独楽。長崎市矢の平の閑静な住宅街にある河原コマヤ三代目河原勝吉さん。大正時代初期、勝吉さんのおじいさん、末吉さんが福岡県の久留米で修行したのち、長崎で独楽づくりをはじめます。時代の移り変わりと共に子供たちの遊びも変わってゆき一度は河原コマヤの看板を下ろす決意を・・・。しかし長崎市のかつての風景を取り戻そうと活動している松原一成さんとの出会いにより長崎独楽が復活します。長崎独楽を知らない世代の子供たち、子供の頃独楽で遊んでいたおじいちゃん、おばあちゃんたちが独楽回しを楽しむ様子など、長崎独楽の歴史を振り返りながらお送りします。

【制作意図】
佐世保を代表する郷土民芸の佐世保独楽は全国的にも有名ですが、長崎市の正月遊びの定番でもあった長崎独楽が長崎市にはあります。長崎市で竿後の職人となった河原コマヤ三代目河原勝吉さん。子供たちの遊びも変わってきているこの時代・・・。河原さんがどんな想いで独楽を作っているのか、時代の移り変わりをどう受け止めているのか、今の子供たちは独楽回しをできるのか?約100年の長崎独楽の歴史を振り返りながら河原勝吉さんが作った長崎独楽の音と共にお楽しみ下さい。

【制作後記】
小さい頃からなじみのある長崎独楽。しかし最近では独楽といっても子供たちが手にしているのはベイブレードといわれる、パーツを組み替えて改造できるバトル専用のコマが主流となってきています。長崎独楽の復活イベントに参加した子供たちおじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんたちと一緒に独楽回しに挑戦。独楽を得意気に回すおじいちゃん、お父さんに負けじと子供たちも一生懸命になって独楽を回す姿がありました。私も懐かしくなり何度も挑戦。河原さんの教えの元練習するとできるようになりました。子供たちは呑み込みが早い為すぐ回せる子が多かったです。長崎独楽のイベントが好評だったようで次回開催も決まっているそうです。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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