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2018年11月 1日 (木)

江戸から平成、時を見てきた宿場町・熊川

2018年10月29日~2018年11月4日放送 
福井放送 ラジオセンター 松村和也

【番組概要】
福井県若狭町熊川。若狭湾でとれた魚を京都に運ぶ鯖街道の宿場町です。室町の時代に宿場町として開かれ、江戸時代に整備され平成の今も人気のスポットです。そんな熊川は年に一度、「熊川、いっぷく時代村」という祭りを開催。その祭りには都会の大学生も企画に参加しています。宿場町ならではの人を受け入れることの大切さを時を超えてみてきた形で表現しています。

【制作意図】
平成も終わろうとしている今、時代の変わる時を見続けてきた宿場町を舞台にかわらないものの視点から宿場町熊川を表現しようと思いました。熊川で変わらないものと言えば、”がったり”。がったりとは旧家の軒先に設置されている折り畳み式の木製のベンチです。そのがったり目線で静かな熊川、祭りでにぎわう熊川。そして、時の移り変わりの中、変わらない人々、変わらないといけないことを表現したいと思い制作しました。

【制作後記】
宿場町熊川。休みの日にはツーリング、ドライブと観光客でにぎわいます。しかし、平日ともなると、川の流れの音がいつでもきこえる静かな町。ここは作られた観光地ではなく、人々が普通に生活する町で観光客を受け入れる人々の気持ちに長年の宿場町として培ってきたものが継承されています。平成が終わろうとしている今の熊川を表現しました。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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