2011年4月11日 (月)

宝の川・黄金川の不思議

RKB毎日放送 ラジオ制作部 金山 宏美

福岡県中央部にある田園都市・朝倉市を豊に流れる川「黄金川」。
この川で採れるノリ・川茸が工業金属のレアメタルを吸着するという
記事を目にしました。

エメラルドグリーンに輝く川茸は宝石のよう。
日本中、何処を探しても、この「黄金川」でしか採ることができない川茸。今も昔も在り方は変われど、私たちに恵みをもたらしてくれています。

そんな不思議なエネルギーを持つ黄金川のお話です。

2011年4月 4日 (月)

東京スカリツリーの街・業平 変わりゆく景色

文化放送 編成局制作部 吉野 亜衣子

今回の取材では2つの老舗のお店に伺いました。
1つは50年以上続くパン屋さん「キムラヤ」。75才の二代目があんパン、チョコパンを目の前で作ってくれました。

地震の事に話が及ぶと、自身が経験された東京大空襲の話をしてくださり、「日本は復興できたんだから大丈夫。」
と励まして頂きました…。
名物の「タワーデニッシュ」と「おしなり君パン」はもちろん、おススメの「半熟卵入りカレーパン」の美味しい事! 家族に大評判でした。

2つ目は、77年続くお城の形をした和菓子屋さん「森八」。
二代目に連れられ見学させてもらった工場には、ストリートダンサーでもある三代目がバンダナを巻いて「桜もち」を作る姿がありました。
代々続く「栗最中」とてもおいしかったです。(食べてばっかり!)

脈々と続いていく確かな実力と、人の温かさにしびれ、将来絶対下町に住む、と心に決めました。
静かだった街が、とまどいながらも前向きに生きていく姿を伝えられたらと思っています。

2011年3月24日 (木)

アローハ・マハーロで半世紀~神戸のハワイアンミュージシャン~

ラジオ関西 報道制作部 国広 正夫

「神戸には、きれいな山や海があり、ハワイの文化がぴったり」と、熱い眼差しでかたったハワイアンミュージャンの今崎陽吉さん67才がウクレレとハワイアン音楽に出合ったのは半世紀前の大学生のころでした。

神戸の音楽といえばジャズやサンバが浮かびますが、今崎さんは、30年前にハワイアンバンド「コウベ・ポートアイランダーズ」を編成し自身はウクレレとスチールギターを担当していて、アマチュアとはいえ、存在感ある活動で知られています。

今回、ハワイのそよ風が、神戸から少しでも届けばと、今崎さんには海と山が望めるスタジオでウクレレを奏でてもらいましたが、お話しと演奏の間、私の頭の中にはずーとワイキキビーチでした。
「マハーロ」

信州真田の黄門さま~笑劇団真田~

信越放送 ラジオ局編成制作部 中島 拓生

信州上田市街地から菅平高原へ向かう途中、標高約800mの
中山間地域にある真田町長の真田自治会。
この地区には地元の有志が集まりお年寄りに喜んでもらおうと活動する素人劇団がある。その名も”笑劇団真田”

農閑期の終わりに春の風物詩として、地区の公民館主催の敬老会でオリジナル脚本の時代劇「水戸黄門」を披露している。

地域の縦のつながりが希薄になる昨今、この地区にはまだまだ温かな気持ちが溢れている。
過疎化、高齢化が進む集落独特の高齢社会対策ではないかと感じた。

2011年3月17日 (木)

里山にも優しい 竹で作ったスピーカー

和歌山放送 報道制作局編成制作部 花井 歩高

2月下旬。温かい和歌山市内では26年ぶりという積雪を観測した。
交通が混乱する中、鉄道の遅れの原因の多くが「倒竹の影響」という。そんなに沿線に竹が茂っていただろうか。疑問がわいた。

そんなとき、竹で作ったスピーカーづくりに取り組む人たちのことを思いだした。竹スピーカー。
最初聞いたときは、手作り志向の、ちょっとした「お遊び」的なものかと思った。実際に聞き、その音色に驚いた。ジャズライブのトランペットやヴォーカル。それぞれがまるでここにいるかのように響く。無指向性のそれは部屋のどこにいても心地よい響きを得られるという。

和歌山市で電器店を営む梅田寛さんは、かつてオーディオメーカーでスピーカーの設計をしていた。2年前に友人とともに竹林整備を手伝った際、「何か使えないか」とスピーカーづくりを思いついたという。
その後、オーディオ愛好家らとともに競うように改良を重ねてきた。
最新機が発する音は「当初は考えられなかった領域に来た」そうだ。

取り組みが知られるにつれ、愛好家だけでなく、竹林の所有者らも竹スピーカーづくりの輪に加わるようになった。里山保全を前面に出すほどには取り組んではいないと謙遜する梅田さん。その取り組みは静かだが着実に広がりを見せている。

2011年3月10日 (木)

港町新潟に咲く古町芸妓

新潟放送 報道制作局情報センターR制作担当 熊谷 春香

古町芸妓(ふるまち・げいぎ)は、新潟市の繁華街・古町で、
200年以上の歴史を持つ芸者さんです。

普段安い店でしか飲めない私にとって、芸妓さんは雲の上の存在。
宴席(お座敷と呼びます)はもちろん、男子禁制の楽屋などにおじゃまできたのは本当に貴重な経験でした。

<こぼれ話>
女子だけの楽屋はまさに「女子高の部室」。
芸妓さんの間で大人気の東方神起が私も大好きなので、取材の合間にわいわいおしゃべりさせて頂きました。
(ナレーション担当の近藤アナも実は大好き。不思議な偶然でした)

2011年3月 3日 (木)

マチ☆アソビに行こう~地方を元気にするアニメパワー

四国放送 ラジオ編成制作部 三浦 審也

徳島市で一昨年から定期的に開催されているアニメイベント、
「マチ☆アソビ」を紹介します。

中心市街地全体をステージとするユニークな取り組みによって、活気づく町の様子をお聴きください。

「徳島市でアニメイベントをやる」と聞いた時は驚きました。
いくらアニメが人気とはいえ、徳島で大規模なイベントが成立するとは考えにくかったからです。
ところがフタを開けてみると、遠く関東や九州からもアニメファンがつめかける大盛況。箱モノのイベントと違い、街を舞台にする独自性が、面白いモノ好きのアニメファンにウケたのかもしれません。

 ゲストの豪華さにも毎回驚かされます。
「ええっ、マクロスの監督が来る?」「プリキュアの声優がロープウェイのアナウンスを?」「ガンダムの制作会社の社長さんが、なぜ徳島に?」
業界の方々にとっても、このようなイベントは新鮮らしく、毎回東京からやって来る人もいます。

 地元商店街では、コスプレイヤーにお茶を出すなどイベント参加者と交流する事も多いとか。古くからお遍路さんをもてなしてきた「お接待」の精神も、人気の秘密なのかも知れません。

2011年2月24日 (木)

恵比寿、化け猫、河童伝説で町おこし

長崎放送(NBC佐賀) 放送部 武富 茂

佐賀県佐賀市の中心部は、化け猫騒動、河童の伝説が伝わる鍋島36万石の城下町です。
また、恵比須像が多く、一つの町としては日本一を誇ります。
そんな、恵比須、化け猫、河童と佐賀に残る歴史を活用して、夜な夜なナイトウォークツアーが去年の春から行われています。

決して派手ではありませんが、商店街の商店主の方々を手作りの割には、参加者のアンケートによると満足度9割以上で、葉隠れ武士の魂を現代に伝えるお侍さん、地域で生活する何気ない猫たちもナイトウォーキングを盛り上げます。

番組では、お金をかけずに地元に伝わる伝説、歴史、地域猫を生かした町おこしの風景を伝えられれたらと思い制作しました。

2011年2月17日 (木)

引け! 引くんだ!! 大俵

ジオ福島 編成局 放送部 手塚 伸一


毎年1月14日に行われる会津坂下町の「初市・大俵引き」は、何と言っても主役の「引き子」達。

彼らの思い、気合い、おたけびを全編を通じて感じて頂ければと思い、制作しました。厚着をしていても寒くて身を縮める中、下帯一本で堂々と5tもの重さがある大俵を引き合う姿が伝われば幸いです。

始まる前は下帯一本となるとふるえていた引き子が、終わった後には体から湯気を出しながら笑顔だった事が忘れられません。

2011年2月10日 (木)

元旦初打ち”音に聞く鍛冶場の力”

福井放送 ラジオセンター 越桐 清司

福井県越前市の山あいに位置する余川町は、700年の歴史を持つ、越前打刃物の産地です。
ここでは毎年元旦の午前零時から初打ちの行事が開かれています。

白装束の鍛冶職人たちが赤々と燃えた鉄の棒を大きな金槌で打ち形を整えていきます。親方が打ち、子方が相槌を打つという作業は、動力がなかった時代の古式ゆかしい伝統的なものです。

日本各地に多く存在していた鍛冶職人は、刃物の大量生産と農業の機械化によって昭和30年代から激減しました。
文部省唱歌として愛唱されていた「村のかじや」も昭和60年に音楽の教科書から姿を消しました。

今では元旦にしか聞くことのできなくなった昔懐かしい鍛冶の音は、観光に訪れた人たちを魅了しています。雪が深々降りつもる中、行われている越前打刃物の初打ちは地区の名工達が伝えている、
冬の風物誌です。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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