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2010年8月16日 (月)

水車で伝える水の恵み

山梨放送 放送本部ラジオセンター制作部 若尾 佳那

富士山の麓にある山梨県都留市。
この一帯は富士山の伏流水が豊富に湧き出る地域で、昔からこの
地域の産業や暮らしに大きな恵みをもたらしてきました。
そんな中、水の恵みを新たな試みで生活の中に生かそうという
取り組みが始まりました。

都留市では平成17年、川の流れる力を利用して発電する水力発電のための「水車」が導入されました。
そこで発電された電力は市役所の一部の電力を補っています。
今年3月には「2号機」が導入されました。
環境への関心が高まる中、名水とそこで暮らす人々の想いを取材しました。

本編には時間の関係で入れられませんでしたが、湧き水のような
きれいな水でしか育たない藻があり、「バカイモ」と言うのですが、この地域の人々は水質のよさをはかるのにこの藻をバロメーターにしています。湧き水の水溜りに緑のじゅうたんをひいたように広がっており、その所々に小さな白い花がポツポツと咲いています。

今、この藻を守るための活動も始まっています。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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