平和の光
青森放送 ラジオ局ラジオ編成制作部 夏目 浩光
青森県鶴田町は人口1万4000人程の町。ここには髪の毛の少ない人たちで世の中を明るく照らしていこうと「ツル多はげます会」があります。
平成元年に結成され今年で24年目。毎年、2月2日をツルツルの日と制定して新春例会を開いています。
呼び物はひもをつけた吸盤を互いの頭に貼り付けて引きあって相手の吸盤をはずしたら勝ちという吸盤綱引き大会です。
とにかく笑いの絶えない会場の模様を録音風物誌としてお届けします。
青森放送 ラジオ局ラジオ編成制作部 夏目 浩光
青森県鶴田町は人口1万4000人程の町。ここには髪の毛の少ない人たちで世の中を明るく照らしていこうと「ツル多はげます会」があります。
平成元年に結成され今年で24年目。毎年、2月2日をツルツルの日と制定して新春例会を開いています。
呼び物はひもをつけた吸盤を互いの頭に貼り付けて引きあって相手の吸盤をはずしたら勝ちという吸盤綱引き大会です。
とにかく笑いの絶えない会場の模様を録音風物誌としてお届けします。
南日本放送 ラジオ制作部 七枝 大典
南九州に古くから伝わる弦楽器「ゴッタン」。
総杉枝造りで三本の弦を撥を使わず演奏します。見た目や大きさが三味線に似ていることから「箱三味線」とも。
以前は「各家庭に一本はあった」というぐらい身近な楽器だったそうですが、最近では殆ど見かけることはありません。
鹿児島県薩摩川内市の西、およそ40kmの沖合いにある「甑(こしき)島」、ここの上甑・里集落に住むヤマシタケンタ(山下賢太)さんは、2010年に島から消えていく「ゴッタン」を使って地域の風土を取り戻そうと決意します。
なぜゴッタンにこだわるのか?
県内でも殆ど演奏されることになり「ゴッタン」のメロディにのせて紹介します。
IBC岩手放送 編成局ラジオ放送部 照井 達也
岩手県一関市にある日本百景の一つ、猊鼻渓舟下り。
竿1本の手漕ぎ舟で、行きは船頭による猊鼻渓の案内を、帰りは舟歌を聞きながら景色を堪能します。
冬の期間は、こたつ舟が登場し、雪景色の中の川下りは、まるで別世界に来たような幻想的な雰囲気です。
猊鼻渓にいつ訪れても、船頭と客との和やかなやり取りがあり、
乗り合わせた見知らぬお客同士、ほのぼのとした会話があります。
また、ここを訪れた人から、忘れ得ぬ思い出になったとの「ありがとう」のメッセージが寄せられています。
なぜ、色んな思いを寄せた、感謝の便りが届くのか。
その背景には、一期一会の出会いを大切にする船頭たちの思いがありました。
今回は、船頭歴44年の小原松男さんと、今年、船頭歴10年を迎え、唯一の女性船頭で、ママさん船頭でもある、千葉美幸さんにお話を伺っています。
山陰放送 ラジオ総局 板井 文昭
自然に恵まれた山陰地方、”用の美” 美しいものを暮らしの中に取り入れる人々の心ばえが、島根県出雲地方の人には今もある。
出雲市街地を流れる高瀬川で行われている、季節を問わず、また手間も惜しまない筒描藍染の糊おとし作業が、作品に独特な風合いをもたらします。
いまや出雲地方で一軒だけとなった染物工房の前を流れる川での作業を中心に、筒描藍染の最後の工程(糊おとし)匠の技を紹介します。
ラジオ沖縄 制作報道部 阿利 貴子
沖縄では正月が明けると北から桜が咲く。
その桜を愛でながら地域々々の民謡大会が盛んであるということをPRしたかった。
毎年外国人が出場して盛り上がるのに、今年はいなかったのが残念だった。
この曲は県外から赴任してきたサラリーマンが最初に覚える曲である。よって練習という名目でスナックに通い、ママさんと出場しているおじさまも数人いたが、ON-AIRでは使えなかった。
北日本放送 報道制作局 報道制作部(ラジオ) 熊野 智元
富山県の東部にある魚津水族館。来年創立100周年を迎える、日本海側で最も古い水族館です。
飼育員の木村知晴さんは昨年の春大学を卒業し、故郷の三重県から、この魚津水族館に就職しました。そして先輩飼育員の福島千鶴さんもまた6年前に、故郷の大阪からこの魚津水族館に就職しました。
2人は、どの飼育員よりもこの水族館での社歴の長い大先輩と一緒に仕事をしています。
その先輩との仕事の中で、木村さんが教えられること、そして福島さんが学んだことは?
記録的な大雪の富山で、大先輩と若い飼育員2人の交流を追いました。
※水族館の取材は心が安らぎました。小学校以来久しぶりの魚津水族館。しばし浮世を忘れました・・・。
山形放送 報道制作局制作部 門田 和弘
雪国というカクテルがあります。日本では漢字で 雪国。海外のカクテルブックには Yukiguni と紹介される世界スタンダードカクテルの一つです。
この雪国を創作したのが山形県酒田市に住む井山計一さん。
背筋をピンと伸ばしスナップをきかせリズミカルにシェーカーを振る姿はとても86才の男性には見えません。
最近はこの雪国の生みの親が今なお健在だと知り、全国のバーテンダーや雪国ファンが本家雪国を求め酒田の地を訪れます。
冬に飲む1杯は「春を待つ喜び」・・・。
夏に飲む1杯は「涼やかな」気分になれます。
井山さんとは15年来のお付き合いをさせて頂いています。
去年暮れ、電話で話をしていた時「いつまで作れるのかなー」と井山さん。その言葉を聞き、久し振りに雪国を飲みたくなりました。
取材に出掛けた日は大荒れ。ホワイトアウト状態の山岳道を通り抜け4時間。着いた酒田は海がゴーゴーうなっていました。その吹雪の酒田の夜に出された雪国の1杯は忘れられません。
三角グラスに沈む「春を待つミントチェリー」
そのグリーンの輝きは本当にきれいです。
酒田の冬~春の情緒を1杯のカクテルの世界に描いた芸術作品「雪国」を、ラジオの音の世界で楽しんで頂ければと思います。
大分放送 ラジオ局ラジオ制作部 宮本 武典
大友宗麟の生きた時代を再現したい」と平成18年、大分市に豊後大友宗麟鉄砲隊が結成された。その鉄砲隊の副隊長を務めるのが、大分市役所に勤務する秦弘文さん、58歳。
秦さんは、江戸時代中期に製造された火縄銃をはじめ、家に5丁の火縄銃を所持するほどの鉄砲好き。その火縄銃の歴史や迫力、そして魅力について語っていただいた。
秦さんにインタビューをすると、お話が大変好きな方で、大分の歴史についても昔の地図や大分市史を広げて説明をしてくれるほどだった。
秦さんは、鉄砲隊の中で、重さ20kgもある大きな火縄銃を担当している。また演武を行うときには、重さ10kgある甲冑を着ているため、演武を行うステージまでの移動が大変だというお話もしていただいた。鉄砲隊の副隊長としてボランティアで活動し続ける秦さんの思いを、豊後大友宗麟鉄砲隊の火縄銃の号音とともに送る。
高知放送 ラジオセンター 中嶋 淳介
高知県大月町古満目(こまめ)地区で毎年1月2日に行われる「水浴びせ」。
350年ほど前、地区で大火事があったことをきっかけに防火の願いを込めて始まったとされている。地区の若者(10代~40代まで)が浴衣を着て、春日神社の石段下に正座。石段上に整列した長老らが「ひよこ(ひよけ)節」を歌い終えた後、バケツに入った海水を頭からかけると、若者達は「うぉー」と絶叫しながら必死に寒さに耐える。
水浴びせは場所を変えて計4回行われ、約80杯分の冷水が若者達に浴びせられることになる。地区では長老らから若者たちに、男の心意気を伝える行事ともされている。過疎高齢化が進むなか、長老達は地区外の若者にも参加を呼びかけ、伝統の灯を消さないように守り続けている。
地区長で長老の一人でもある中野きよみつさん(68)の姿を通して、高知県一サディスティックな行事に込められた思いを描く。参加者のさけび声を迫力あり音で録音するため、かなり接近していたところ、水浴びせの冷水を2回頭からかぶり、翌日、熱が出ました。
京都放送 ラジオ制作 永田 和美
正月2日、午前十時。
京都市右京区にある広隆寺で雅楽の演奏と共に、きやりうたが響き渡ります。番匠と呼ばれる大工達が昔から行っていた番匠儀式の一つ「釿始め」が行われます。
正月の仕事はじめとして一年の安全を祈願する儀式です。普段の動作を美しい所作に変えて厳かに行われます。
その中で歌われるのが、“きやり音頭”と呼ばれる大工達の労働歌。仕事をする際の懸け声が次第に歌になったもので、仕事の内容によって様々な種類があります。かつてはあちこちで歌われていたきやり音頭ですが、現在旋律として残っているものは番匠保存会が残している音頭を除いてありません。
音頭や釿始めなど昔から伝わってきた伝統を変えることなくしっかりと伝えていきたいと語る番匠保存会会長の木村忠紀さん。ご自身もこの道45年の大工です。大工の世界でも技術の伝承は行われています。例えば、丸い柱を作るとき。今では簡単にローターなどを使って加工できます。けれど基本は丸いものを作るときも一度8角形にして、必要な加工を行ってからその角を32,64角形と角を増やし丸にしていくんだとか。
こうした技術を最近は伝承されないままの人も多いそうですが、それでも木村さんは自分の師匠から教えられ、弟子へと伝えていきたいとおっしゃっていました。
こうした技術や伝統といった軸となるものは変えることなく伝えていきながら、次にすることは文化を創ること。伝統の上に文化があり、その文化は発展していくもの、という考えをお持ちで、その目には強い意志を感じました。