2026年3月 6日 (金)

癒しと人情! わが町最後の”あったかお風呂屋さん”

2026年3月2日~2026年3月8日
ラジオ福島 編成局 鈴木啓輔

【番組概要】
福島県の県庁所在地、福島市の中心部にほど近い住宅地にある「つるの湯」は、現在市内唯一の現役の銭湯として営業しています。創業は大正3年で100年以上の歴史があり、店を守っているのは3代目のご主人、片桐詔次さんと息子の秀樹さん、有希さん夫婦で切り盛り。暖簾をくぐった途端、昔ながらのフロント、脱衣場、そして湯船や固定式シャワーが常連客らを待っています。訪れる人々は、気持ちのいい「お湯」はもちろん、裸の付き合いを大切にする「つるの湯」ファン同士のふれあい、そして風呂上りの「会話」を楽しみにしています。また、快適な「お湯」を守る裏方の作業にもスポットをあて、家族経営で銭湯を続けていく姿も綴っています。

【制作意図】
経営者の後継ぎ問題、そして燃料費の高騰など、昔ながらの銭湯が全国的に消えつつあり、福島も例外ではありません。特に家庭風呂の普及は、減少に拍車をかけた要因でもありますが、かつては人々が集まる集会所のような役割も果たしていました。最近では、サウナなど近代的な設備が整った入浴施設が人気となっていますが、どちらかと言えばレジャー要素の強いのが特徴です。しかし、昔ながらの銭湯には、時代の先端を行くような施設には無い、「癒し」と「人情」、そしてエコーがかかったような、あの”音”があります。福島市でたった一軒となった、人々が織りなす地元ならではのコミュニケーションと、歴史を刻む銭湯ならではの「残響」を発信し、貴重となった銭湯文化を「音」で残していきたいとの意味を込めています。

【制作後記】
取材後、一人の来場客として「つるの湯」を訪れました。まず、湯船に入った途端、「手の込んだお湯」という感想を持ちました。浴槽はお湯が常に循環し、何となく乾燥肌がすべすべになったような感じです。そして、手足を伸ばせるのが家庭風呂では出来ない体験。ちょっとした贅沢気分も味わえました。さらに、桶を置いたり、水を流したりする時の、あの「残響」は、まさに銭湯の象徴です!癒しを肌で感じた「銭湯の時間」でした。

とりをさかなに夜はふけて

2026年2月23日~2026年3月1日
北日本放送 報道制作局(ラジオ制作)熊野 智元

【番組概要】
富山駅の北側、歩いて15分ほどにある「やきとり大吉 奥田店」。チェーン店ながら、素材の仕入れから仕込み、品ぞろえと、店主の裁量に任せられる部分が多く、奥田店は、大将やおかみの人柄もあって、足しげく通う常連客も多い。店の大将・辰尾久治さんは、48歳で店を開いて33年。81歳を迎えた今も、おかみの恭子さんと店に立ち続けている。80歳を超えてなお、店でやきとりを焼く大将と、言葉少なながら大将を支えるおかみ。富山の一軒のやきとり店の、雪降る冬の一夜です。

【制作意図】
住まいの近所にあって、普段からよく食べに行く店。以前から、大将が80歳を超えていること、そして「いつまでやれるか…」なんて話を、食べながら聞いていました。録音風物誌の制作担当が巡ってきて、ふと「このにぎわいの空間を”音”でそのまま切り取って、番組にしてみたい」と思いました。しつらえた空間での録音ではなく、カウンター席で、あえて、いつも聞こえる店のざわめきのなか収録してみました。1月の下旬のこの夜、富山県内は大雪でお客は少ないかもと思っていましたが、店は満席。いつものにぎわいとやきとりを肴に、カウンター越しに聞いた、大将と女将、家族のストーリーです。

【制作後記】
マイクを振りつつ、録音機をもう1台カウンターに置き録音しました。やきとりを焼く音をとにかく録りたいと思い臨みましたが、焼き上がりの過程で音が違うこと、そして「鶏皮」が一番いい音ということがわかりました。いっぽうで、「店の喧騒ありき」で録音に臨んだものの、さすがに店内はアルコールが入ったお客さんがほとんどなので、思い描いていた以上に店内のざわめきが大きく、収録した素材のどこを使うか、音質も含め、かなり苦労しました。ただ、これも店の日常なので、声や雑音、ざわめきも含め、店の雰囲気や、大将家族の人柄が伝わればと思います。

栄の屋上はこれからも

2026年2月16日~2026年2月22日
TOKAI RADIO 編成制作部 岡本 叡

【番組概要】
全国的に数が少なくなり、絶滅寸前とも言える百貨店の屋上遊園地。
東海地方屈指の繁華街である栄の中心地にある松坂屋名古屋店は、2025年に大規模リニューアルを実施し、「屋上遊園」をこれからの未来に残していくことを決断。
この「屋上遊園」が松坂屋名古屋店にとってどれだけ重要なものなのか、そしてこの地域にとってどのような存在なのかを、現在の日常で流れている栄と「屋上遊園」の〝音"を通してお届けします。

【制作意図】
百貨店文化が色濃い名古屋。
2025年、47年ぶりに松坂屋名古屋店が「屋上遊園」の大規模リニューアルを実施したと知った時、私自身はこの地域の出身ではないものの、幼少の頃両親や祖父母に地元の百貨店の遊園地によく連れていってもらったことを思い出しました。
全国的にどんどん数が減っていく中で、リニューアルを実施しこれからに残していくことを決めた松坂屋名古屋店の思いと、リニューアルを経た「屋上遊園」の今に興味が湧き取材させていただきました。

【制作後記】
今回のリニューアルに至る松坂屋名古屋店内の議論で、「屋上遊園」を廃止するという意見がなかったということに驚きました。この47年ぶりのリニューアルは、全員が同じ方向を向いて取り組んだリニューアルであり、長年時間を共にしてきた・これから共にする地域の人々への思い、百貨店の屋上遊園地を文化的価値として残していきたい、という強い思いを感じました。


装蹄 -午の歩みのその前に-

2026年2月9日~2026年2月15日
IBC岩手放送 ラジオ放送部 髙橋 千央

【番組概要】
古くから馬との関わりが深い岩手県。現在県内には2つの競馬場があり、今もなお馬は身近な存在として県民に親しまれています。
そのうちの1つ盛岡競馬場。華やかなレースの前には馬の足元を支える作業「装蹄」があります。
競走馬が速く走るために、怪我を防ぐために、蹄の形を整え蹄鉄を打つ。それが装蹄師の仕事です。
常に馬を第一に思い技術を磨く4年目の渡辺さんと、親方の白椛さん。二人が岩手に根付く馬文化と馬の歩みを縁の下から支えています。

【制作意図】
古くから馬との関わりが深い岩手県。現在県内には2つの競馬場があり、今もなお馬は身近な存在として県民に親しまれています。
そのうちの1つ盛岡競馬場。華やかなレースの前には馬の足元を支える作業「装蹄」があります。
競走馬が速く走るために、怪我を防ぐために、蹄の形を整え蹄鉄を打つ。それが装蹄師の仕事です。
常に馬を第一に思い技術を磨く4年目の渡辺さんと、親方の白椛さん。二人が岩手に根付く馬文化と馬の歩みを縁の下から支えています。

【制作後記】
午年の2026年に、競馬の華やかな表舞台だけではなく、その足元にも目を向けたいと考えました。
速さや賑わいの前にある装蹄には、職人の繊細かつ力強い作業と馬への思いやりがあります。
装蹄の作業音、装蹄師の声、馬の足音、チャグチャグ馬コの鈴の音が重なり合い、古くからある岩手と馬の関係が現在も続いていることを、音を通して伝えたいと思い制作しました。


2026年2月 3日 (火)

組踊に魅せられて ~300年をつなぐ 伝える~

2026年2月2日~2026年2月8日
ラジオ沖縄 制作報道局 報道部 吉田 鉄太郎

【番組概要】
18世紀の琉球王国時代、歴代中国王朝からの使者、冊封使(さっぷうし)を歓待するために、王府の役人であった玉城 朝薫(たまぐすく ちょうくん)によって創始された芸能が、組踊(くみおどり)です。朝薫は能や歌舞伎、中国の演劇をヒントに、琉球古来の芸能や故事を取り入れ作品をつくり上げていきました。
廃藩置県、沖縄戦、アメリカ施政下からの祖国復帰など時代の荒波や世替わりを経た現在も、役者である立方(たちかた)や地謡(じうてー)と呼ばれる歌唱演奏者、そして先達の指導者の皆さんが組踊を育み、次世代へつなげようとしています。一方で、地元沖縄でも組踊について知っている人は多いとは言えません。また専業で携われる人は少なく、会社員など仕事をしながら舞台や稽古に臨む演者がほとんどです。
この組踊に惚れ込み、携わる人たちをサポートしたいと汗をかき続けるのが、東京都出身の大野 順美(おおの まさみ)さんです。2003年に来沖、組踊のホームグラウンド「国立劇場おきなわ」スタッフ、2010年からは一般社団法人「ステージサポート沖縄」代表理事として国内外に沖縄の伝統芸能の魅力を発信し、舞台制作をし続けています。


【制作意図】
20年余り前、都内の大学に通っていた私は、沖縄県人会の学生が集まる喫茶店で琉球芸能について熱く語る女子学生の言葉や姿が印象深く残っていました。その当人、大野さんは現在、組踊はじめ伝統芸能の縁の下の力持ちとして沖縄で奮闘されています。
沖縄のローカルテレビ局で長くスポーツ記者をしていた私は、大野さんの活動を知りながらも、なかなか組踊を含めた取材ができずにいましたが、去年ラジオ沖縄で勤務することになったことをきっかけに、大野さんの活動や組踊の魅力を紹介できないかと考えていたところ、録音風物詩での取材機会を得ました。
沖縄の人や文化、芸能が好きで、心を寄せて下さる方が多くおられます。その中の一人に、長く組踊のため奔走する方がいらっしゃることを知っていただき、組踊にも関心を持っていただけたらと考えました。

【制作後記】
古典芸能のイメージが強い組踊ですが、大野さんからは6年間かけ調べた中で、戦後80年間だけで、115作品の新作組踊が確認できたと聞きました。中には子どもたち向けに桃太郎やブレーメンの音楽隊といった昔話や童話をアレンジした作品もあるそうです。大野さんは「戦後創作組踊集」という本として出版されました。伝統芸能でありながらも時代の要素を取り入れ、幅広い世代に関心を持ってもらう取り組みは、組踊でも行われていることを知りました。大野さんには、能でも沖縄戦を題材にした作品があると教えていただいたので、鑑賞の機会を得たいと考えています。
本編でも触れた2021年製作の「シネマ組踊」は、コロナ禍での舞台のピンチを、何とかチャンスに代えようという心意気が伝わります。最近では那覇空港に常設されたミニシアターでも上映されていましたが、多くの方にご覧いただくことができればと思います。また「国立劇場おきなわ」のホームページからは、組踊の歴史を知ることができるデジタルライブラリーや、公演情報も見られます。「こちらも、ぜひご覧ください!!」との、大野さんからの伝言です。

 

地域を守れ!伝統の水かけ出初式

2026年1月26日~2026年2月1日
山梨放送 ラジオコンテンツ部 依田司

【番組概要】
山梨県、甲府盆地の東部に位置する山梨市。消防団・日川第五部の出初式では、火の見櫓に立った団員に地上から放水を行う「水の洗礼」が行われます。1月、気温3℃の寒空のもと、20分間も冷たい水を全身に浴び続けます。かつて、この地域では水害が多かったため、消防団員の水への恐怖心を克服してもらうために大正時代からはじまり、100年以上続く伝統行事です。若手からは「なぜ真冬にこんなことをするのか分からない」という正直な声も聞かれます。そうした戸惑いと覚悟が交差する現場から、地域防災を支える人たちを描きました。

【制作意図】
消防団と聞くと、少し遠い存在に感じる人もいるかもしれません。しかし、特別な人ではなく、地域で暮らす一人ひとりが消防団を支えていることを伝えたいと思います。若手団員の率直な思いや、幹部が水の洗礼を受ける姿から見えてくるのは、「地域は俺たちが守る」というシンプルな気持ちでした。伝統行事の迫力だけでなく、その裏側にある訓練、仲間同士の支え合いに光を当てることで、防災や地域とのつながりを、少し身近に感じてもらうきっかけとなる番組を目指しました。

【制作後記】
最初に取材したとき、「若い人が多いな」という印象を受けました。しかし、全国的に消防団員が減少する中、この地域も例外ではありません。かつては20人から30人ほどが所属していたといいます。伝統行事である「水かけ出初式」があることで、入団をためらう人がいるのも事実です。
それでも印象的だったのは、団員から聞かれた声でした。「消防団に入ってイメージが変わった」「思っていたより楽しい」といった前向きな感想が多く聞かれました。地域の事情をよく知り、いざというときには真っ先に現場へ駆け付ける消防団は、地域防災に欠かせない存在です。危険を伴う活動だからこそ、日頃の訓練や規律を守ることが大切にされています。その一方で、若い世代も参加しやすい環境づくりが進められていることも感じました。地域の安心・安全を陰で支える、まさに身近なヒーローたちです。




2025年12月24日 (水)

畑の真ん中で実らせる!ミュージシャンと農家の男の挑戦

2026年1月19日~2026年1月25日
信越放送 ラジオ局編成制作部 大塚拓人

【番組概要】
長野県の北東部、地元では北信濃と呼ばれるエリアに、山々に囲まれた自然豊かな「高山村」があります。長野県内でも有数のリンゴの産地です。この地で約40年続くリンゴ農園の従業員である男性は、農家である一方、音楽バンドのドラマーとしても活躍しています。そんなミュージシャンと農家の二刀流の男性が、収穫期真っ只中のリンゴ畑で音楽フェスを開催しました。
世界で唯一?真っ赤に染まるリンゴ畑に作られたステージにかける特別な思いに迫ります。

【制作意図】
「長野県ってあまり音楽フェスが開催されないな」と思っていたところ、リンゴ畑で音楽フェスがあるらしい・・・とSNSで知りました。
どんな景色なのか、畑でフェスを開催する意図、そして何を伝えたいのか、イベントを手掛けた男性の思いを“音楽”と集まった人たちの“声”から伝えたいと制作しました。

【制作後記】
リンゴ畑は長野県に暮らしていればどこにでもある日常の風景です。
しかし、畑の中に本格的なステージや、フェス限定のご飯=フェス飯が組み合わされば非日常の空間が出来ます。そこにはミュージシャンと農家の二刀流の男性が込めた思いが詰まっていました。
また、都会で暮らす人たちにとってみれば、リンゴ畑自体が珍しく、非日常の感覚はより強く感じられたことでしょう。
他では体験できない魅力を作り出す男性は、この音楽フェスをさらにブラッシュアップしたいと話します。私たちを驚かせるような仕掛けも生まれるのか!?今後の展開に注目していきたいと思います。

待つ、食堂

2026年1月12日~2026年1月18日
東北放送 ラジオ制作部 三好泰平

【番組概要】
仙台駅から徒歩15分程のところにある大町はマンションやオフィスが立ち並んでいる。そんな街の中に、少し不思議な佇まいと見るからに歴史を感じる食堂があった。大きな看板には「めし 三好食堂」と書かれている。お店を切り盛りする大沼はるゑさん。何度も店の前を通ることはあったが、入口の片側に積まれた植物や店の前においてあるヤカン、営業中を知らせる手書きの紙。中に入るのは少し勇気がいる。入ってみるとあたたかく出迎えてくれる食堂だった。

【制作意図】
立地と店とのギャップに興味を持ち取材をはじめた。ネットでは料理や店の写真を見ることはできるが、実際の雰囲気や店主の人柄、思いなどをちょっとした音で伝わるよう意識した。街の流行や時間の流れに左右されながら、長年同じ場所で商売をするというのはそう簡単なことではない。取材を進めるうちに、料理というのはレシピとして後世に受け継いでゆくことはできるが、やはりその人にしか出せない味があるのだと思い、昔からこの場所で愛されてきたこの食堂を何らかの形で残そうと取り組んだ。

【制作後記】
録りたかった音が全て録れたわけではなかったが、調理の音や買い出しの風景など普段の営業にかかわる音を快く録音させてもらった。あと何年この味を食べることができるのか、縁起でもないが取材をしながらそんなことが頭をよぎってしまった。料理の音はあまり派手さはなかったものの、じりじりと食欲をそそる感じが出ました。買い出しの様子、お客さんを待つ様子料理を用意する様子を見て大沼さんのお客さんに対する愛情を感じた。

正調関乃五本松節

2026年1月5日~2026年1月11日
山陰放送 コンテンツビジネス局コンテンツ制作部 桑本充悦

【番組概要】
島根県松江市美保関町に伝わる民謡「正調関乃五本松節」。今回の舞台は、年1回の全国優勝大会。どんな民謡なのか、そして、歌い継ぐ参加者の思いは。

【制作意図】
まずは、伝統の民謡「正調関乃五本松節」がどういう民謡のなのか、全国の方々に知っていただきたく。

【制作後記」
制作意図のもと、「正調関乃五本松節」そのものを感じ取っていただけたらとシンプルな構成としました。

盲目のボランティア 歌という希望の光

2025年12月29日~2026年1月4日
宮崎放送 ラジオ部 黒木優花

【番組概要】
宮崎県都城市にお住まいの小玉正紹さん。現在87歳。高齢者施設を回り、歌のボランティア活動を続けています。68歳のときに視力を失いましたが、そこで出会ったのが「歌」でした。今では自ら作詞作曲も手がけています。小玉さんにとって歌とは何なのか、そしてボランティア活動に込める思いをお聞きしました。また小玉さんは、満州での戦争体験者でもあります。終戦直後、弟と妹を栄養失調で亡くしました。その時の体験を歌にし、後世に語り、歌い継いでいます。

【制作意図】
戦後80年という節目の年に、小玉正紹さんの歌と向き合えたことには大きな意味があると感じました。視力を失いながらも、歌と出会い、人生を前向きに歩み続ける小玉さん。その背景には、満州での戦争体験や、終戦直後に弟と妹を亡くした深い悲しみがあります。
小玉さんは、その記憶を決して過去のものとして閉じ込めるのではなく、歌に託し、人から人へと手渡すように歌い続けています。高齢者施設で響く歌声は、慰めであり、証言であり、未来へのメッセージでもありました。戦争を直接知る世代が少なくなる今、この番組が、記憶を語り継ぐことの大切さや、平和について考えるきっかけになればと願っています。

【制作後記】
取材を通して強く感じたのは、小玉正紹さんにとって「歌」は表現手段であると同時に、生きる支えそのものだということでした。視力を失い、想像を絶する戦争体験を抱えながらも、そのすべてを歌に込め、誰かのために歌い続ける姿は力強いものでした。
高齢者施設で歌うとき、小玉さんは決して特別なことをしようとしません。ただ、目の前の人に寄り添い、心を込めて歌う。その歌声が、聴く人の記憶を呼び起こし、心を温めているように感じました。
この番組が、歌の持つ力や、語り継ぐことの大切さを改めて考えるきっかけになれば幸いです。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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