シニアライフは春景色〜ながの男の脳喝倶楽部
2024年11月4日~11月10日
信越放送 編成制作部 美斉津 千夏
【番組概要】
長野県は長寿県。県の北部・長野市で活動する「ながの男の脳喝倶楽部」は、平均年齢76.6歳の男性だけのシニアグループ。仕事一筋だった男性は定年後の孤立が心配されますが、この倶楽部のメンバーは充実したシニアライフを過ごしています。スポーツにカラオケ、麻雀、施設見学、農園作業、ボランティアなど好きな活動に参加できます。地域にとっても大きな力となっている活動の一つが「替え歌」の披露。覚えやすさ、親しみやすさなどから、公民館主催の地域交流会や、警察署の啓発運動などからも声がかかります。いきいきと活動するメンバーを追いました。
【制作意図】
地元新聞で目にした「ながの男の脳喝倶楽部」の名前。「男の脳喝」というインパクトがある言葉に惹かれメンバーに会うと活動もユニークでした。定年後にできた時間をどう過ごすか。その立場になると困惑する人は少なくないようです。会社から地域へと新しい人間関係でつくられた「ながの男の脳喝倶楽部」。ここでは、年齢は関係なく、活躍できる場面を自分たちで作り出しています。私にはその様子がとても眩しく、胸が熱くなりました。中でも「替え歌」は、シニアの日常などをコミカルに描き、その才能が開花。レパートリーは80曲を超えます。シニアライフを満喫している皆さんを紹介します。
【制作後記】
「ながの男の脳喝倶楽部」との出会いは2022年1月。行動制限が続く中、コロナに負けないココロとカラダづくりをしていました。当時から感じていたメンバー同士の仲の良さ、ノリの良さ!以降、何度か生放送にも出演いただいています。制限が解除されると活動も頻繁になり、今では、現役時代より忙しい毎日を過ごすメンバーもいるほどです。「替え歌」も益々好評。県外からも「歌いたい」と問い合わせがあり、長野市から全国に向けた替え歌のネットワークもできつつあります。長野県の「健康寿命」(令和4年値)は、女性が7年連続、男性が2年連続で全国1位。長寿県ならではの元気なシニアの声をお届けします。
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