再生~謎の踊りに魅せられて~
2026年8月24日~2026年8月30日
東北放送 ラジオ局制作部(tbcAz)坂部亮太
【番組概要】
仙台市の東部、太平洋に望む地域「荒浜」、東日本大震災の発生以前は約800世帯の住民が住んでいましたが、今は誰も住むことができません。
そこで生まれ育った庄子隆弘さんは震災後、地元の歴史を集める活動をしている際に、100年前に途絶えてしまった『荒浜磯獅子踊』という謎の踊りの事を知ります。
残された資料が少なく謎が多い『荒浜磯獅子踊』。70年前に文化財保存のために録音された「カセットテープ」の音を頼りに、失われた故郷の文化の再生に向けて活動をする庄子さんの想いを伝えます。
【制作意図】
私が担当しているワイド番組のイベント紹介コーナーで知った100年前に途絶えた「荒浜磯獅子踊」。
展示会でこの踊りを残した70年前のカセットテープの音声を聞き、こういったものが残されていることに驚きました。
また、学芸員の方にこのカセットテープの音や、残された各資料をもとに踊りを再生しようとしている人たちがいるという事を聞き、「荒浜磯獅子踊」という踊りに興味を持ったのが制作のきっかけです。
70年前に録音されたものであるため音質は悪くなっていますが、この音からどんな踊りなのかも想像しながら、荒浜という土地に思いをはせてもらえればと思います。
【制作後記】
仙台市若林区荒浜は仙台市内唯一の海水浴場「深沼海水浴場」がある地域でもあります。
この海水浴場は昨年、15年ぶりに入場制限なしで楽しめるようになりました。
取材した時期はちょうど海水浴シーズンという事もあり、多くの人で賑わっていましたが、この場所の元の風景を覚えている人はどのくらいいるのだろうかと考えると、月日の流れを感じずにはいられません。そんな中、100年前に途絶えてしまった地元の文化を再生させようとしている庄子さんたちの活動は輝いて見えました。
荒浜では多くの物が津波で流されてしまいましたが、踊りや歌は伝え繋いでいくことができます。
庄子さんたち「荒浜磯獅子踊を再生する会」の皆さんが作り上げる新たな「荒浜磯獅子踊」が、荒浜の歴史と共にこれからも繋がっていくことを祈っています。








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