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2002年5月

2002年5月27日 (月)

宮崎村のこだわりのたけのこ~たけのこに携わる人々~

福井放送 報道制作局制作部 粕谷 康太郎

「福井県の特産といえば…」との問いに多くの人が越前ガニと答えると思います。ところが福井県には海があり川があり湖もあれば山もあります。自然豊かな福井県は特産物の宝庫なのです。そこで今回、宮崎村のたけのこに注目しました。

宮崎村のお隣の鯖江市にある西山公園で、春になるとたけのこ茶屋がお目見えする。宮崎村のたけのこを宮崎村の人たちに調理される。実はオープン前日に伺って取材をしてたら、オープンしたと勘違いした人たちが来てガックリ肩を落として帰っていきました。

G・Wに伺ったときは、茶屋のまわりは人・人・人・・・。
人気のスゴさにビックリしました。フルコースをいただきましたが、甘みがすごくておいしかったです。
放送を聴いて下さった方の記憶に福井の春の特産・たけのこを覚えていただければ幸いです。

2002年5月20日 (月)

高原に響け! 分校児童の元気な声

信越放送 ラジオ局制作部 西沢 修

長野県松本市の東方に広がる美ヶ原高原は、放牧の歴史と共に開拓されてきました。その中腹、「三城地区(さんじろちく)にある分校は、児童の減少で5年にわたって休校となっていましたが、この春、久しぶりの新入生(柳沢志穂ちゃん)が入ったことで、途絶えていた“学校の音”が再び聞こえ出しました。

地域の人々にとって分校は「心の拠り所」です。番組では志穂ちゃんの入学をめぐる人々の「分校に寄せる思い」も描けたらと思っています。そして、大好きな先生と二人きりの授業を受ける「山の子の無邪気さ」に、取材者が目を細めるケースも多々ありました。

2002年5月13日 (月)

炭焼き伝承

東北放送 ラジオ局制作部 小野寺 史朗

もともとは名古屋の出身の佐藤光夫さんが、七ヶ宿で唯一の炭焼き職人、佐藤石太郎さんと出会い、彼の人柄を見て、運命的なものを感じて以来、七ヶ宿で炭焼きを中心とした山仕事をしながら家族で暮らしているお話です。

ダムの建設とともに炭焼きをする人は石太郎さんのみで、その石太郎さんご自身も、ダム建設以来、隣町白石布に住んでいました。石太郎さんの老化とともに、七ヶ宿の白炭(はくたん:黒炭と違い丈夫で長持ち、地元でとれるナラの木から作る)という伝統がついえようとした矢先、今から8年前、佐藤光夫さんが現れたのでした。

この番組では、ところどころでの七ヶ宿の自然の豊かさ、そして、光夫さんの七ヶ宿や石太郎さんに対する思いから、伝統が確実に受け継がれている様を表現できればと思いました。

2002年5月 6日 (月)

学びの窓が閉まる時

北陸放送 ラジオ局放送部 小林 万希子

ひとつの学校が無くなってしまうこと。それは部外者にとっては、全くたわいのないことです。しかし、今回取材してみて、卒業生のノスタルジックな思いのほかに、その真っただ中に置かれてしまった、子供たちの心理的な負担に気付きました。

思えば子供のころ、ただのクラス変えでさえ、私にとっては大きな不安を伴う出来事だったのに、今回は、閉校、合併です。中には、気にしない子もいましたが、そちらの方はわずかです。
このように昨年度で閉校してしまった小学校は、全国で200近くもあります。理由は、少子化や過疎化、都心部のドーナツ化などがあげられました。

ちなみに東京は36校。一方、滋賀県が0校。逆に子供の数が増えているそうです。京都のベットタウンになっているからだそうです。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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