那覇大綱挽まつり
2023年11月20日~2023年11月26日放送
琉球放送 報道制作部 銘苅 強
【番組概要】
新型コロナウイルスの流行を乗り越えて、およそ4年ぶりの通常開催となった「那覇大綱挽まつり」1450年ごろより続く伝統は、2023年になったいまも”まつり”として続いています。世界ギネス記録にも登録されている大綱は、長さおよそ200メートル、重さおよそ40トン。男女に見立て2本に分けた綱を、人力で繋ぐことでまつりが始まります。綱挽参加者20,000人の掛け声と爆竹の音が印象的です。まつり自体への来場参加者数は約27万5,000人。多くの人が待ちわびていた沖縄県那覇市の伝統的なまつりを「地元の祭り」視点からお届けします。
【制作意図】
およそ4年ぶりの通常開催となった那覇大綱挽まつり。2020年以降、新型コロナウイルスの蔓延により開催中止となっていましたがようやく「いつものまつり」として沖縄県那覇市に帰ってきました。昨年は規模を縮小して実施しようとするも、まるでまつりの神が時期尚早と諭すかの様に開始前に綱がほどけるトラブルが発生してしまい、開催できずにいました。県民が臆することなく盛り上がることができた今年の大綱挽まつり。新型コロナウィルスによって自身が慣れ親しむ季節ごとの風物詩までもが
少なくなっていたことを改めて実感しました。しかしだからこそ、それが戻ってきた喜びを、人々が楽しむ様子を存分に届けられたらと思い制作しました。
【制作後記】
「音がある祭り」ということもあり”那覇大綱挽まつり”を題材にしました。もう少し細かく会場アナウンスを録り、番組内で使用することでナレーションで説明するだけでなく、より臨場感のある
まつり独特の雰囲気が演出できたのではと感じています。