笠間焼~アートの街・笠間から伝統を未来へつなぐ~
2024年6月24日~6月30日
LuckyFM 編成事業部・アナウンス室 煙山 ゆう
【番組概要】
茨城県の伝統工芸品に、関東一の歴史を持つ「笠間焼」という焼き物があります。笠間焼づくりの体験ができる、「笠間工芸の丘」で、体験教室を担当している菅朱美さんに、笠間焼の歴史や、体験教室を通じて伝えたい思いについて、お話を伺いました。笠間焼ができるまでの工程と、体験教室の様子をお伝えします。笠間焼ができるまでには、2か月半~3か月と、長い時間がかかります。工程も複雑で、一つひとつの作業がとても繊細です。その過程で、沢山の人の手が加わり、一つひとつの作品が大切に作られています。そんな笠間焼ができるまでの道のりと、その魅力をお伝えします。
【制作意図】
県外出身の私が、初めて実際に触れた茨城の伝統工芸が、笠間焼でした。去年の秋、体験教室に参加し、自分の手で一から作品を作り上げる楽しさを肌で感じました。その魅力と奥深さを県外の方にも伝えたいと思い、今回、「笠間焼」をテーマに制作することに決めました。複雑で、個性豊かで、繊細な笠間焼。完成するまでには、たくさんの音が生まれます。一つの作品ができるまでに、ここまで多様な音を楽しめるという点も、ラジオでこそ伝えられる気づきだと思います。ぜひ、笠間焼ができるまでに生まれる「音」にも注目していただきたいです。
【制作後記】
まず、菅さんには、取材にあたってたくさんの音をご提案いただきました。体験教室の合間を縫って、音声の収録にご協力いただきました。日によって録れる音が違うことから、打合せを含め、3日にわたって現地に伺いましたが、そのたびに新しい音との出会いがありました。取材後に、菅さんが、「こうして音に注目してみると、笠間焼は、にぎやかな焼き物だと、初めて気付きました。」と、笑顔でお話してくださったことが、とても嬉しかったです!最後に、私自身、今でも、去年実際に作った笠間焼を愛用しています。葉っぱの形のお皿は、自分用に。ぐい吞みは、祖母へ誕生日プレゼントとして贈りました。思いを形にして残せる笠間焼、沢山の方に知ってもらえますように。
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