豊岡の空にもう一度
ラジオ関西 報道事業制作部 青木 達也
古く昔から、豊岡には、コウノトリが住む里として、人とともにすごす姿があった。
しかし、様々な要因と共にその姿が消えていく中で、もう一度、その風景をよみがえらせようという、コウノトリの人工飼育を行い、放鳥を目指した人たちを追った。
一度なくしてしまったものを取り戻すという一番難しい試みをした松島さんたち。コウノトリと私たち人との関わりをメインに制作した。
取材した当日、まだ放鳥した日から1ヶ月たらずと近かったためか、平日にも関わらずたくさんの人がいた。
特にすごかったのは巨大な望遠レンズを付けたカメラがずらーっと、コウノトリに向けられ、並んでいたことだ。
豊岡も肌寒くなってきた中で、じーっと待っていらっしゃる、カメラマンの姿は、ある意味コウノトリ郷公園の風物誌となっていたのかもしれない。