« 2017年7月 | メイン | 2017年9月 »

2017年8月

2017年8月25日 (金)

今年も盛岡さんさがやってくる!~高校生たちのもうひとつの甲子園~

2017年8月21日~2017年8月27日放送 
IBC岩手放送 編成局ラジオ放送部 佐々木美穂

【番組概要】
今年で40回目を迎える盛岡さんさ踊り。節目の祭りを盛り上げようと、次世代の担い手育成を目指す、「盛岡さんさ踊り高校選手権大会(さんさ甲子園2017)」が開催されました。盛岡さんさ踊りの歴史の中で初めての試みで、5校が出場。今回は、一番出場数の多い盛岡商業高校に焦点をあて、練習から本番までの様子をお送りします。

【制作意図】
今後、後世に残る大切な大会として受け継がれてほしいという願いを込め、若い世代の担い手に注目して制作しました。本番に臨む生徒達の熱い想いに注目してお聴きください。

【制作後記】
ゴールした時の生徒達は、全員が達成感に満ち溢れており、場内は歓声で包まれていました。結果は、惜しくも準優勝でしたが、彼らにとって最高の思い出になった事でしょう。

2017年8月15日 (火)

ある祭りにエコの灯を

2017年8月14日~2017年8月20日放送 
北日本放送 報道制作部 西崎雄一郎

【番組概要】
明治2年に富山市水橋地区の大きな川・水橋川(現在は白岩川)に大きな橋が架かった事を記念して始まった「水橋橋まつり」は今年で149回目を迎えます。この歴史ある祭りの目玉は全国でも珍しい裸火を川に流す「火流し」 かつては灯油を燃料として使っていましたが環境への配慮から近年「バイオ燃料」が使用されるようになりました。その燃料の一部を地元小学校の児童が制作。制作授業の様子から水橋橋まつり当日の盛り上がりなどを取材しました。

【制作意図】
水橋地区の小学生が授業からエコについて学びそして地元の祭りに貢献するというこの取り組みを取材していくなかで「水橋橋まつり」が県内に数ある夏祭りの中でも歴史が古く「火流し」が厳粛な催事だと知りました。毎年多くの人で賑わう祭りの雰囲気を少しでも伝えられたらと思い今回取り上げました。

【制作後記】
お願い事をしながら火を点け流すと良いと言われており小学生が思い思いの願いごとをしながら火をつ付けたあと手を合わせているのがとても微笑ましく見えました。いよいよ来年は記念の150周年祭ということで祭りが終わった後すぐさま来年は今年以上の盛り上がりを!と話し合いをしておられました。

2017年8月 2日 (水)

西宮サイファー ~路上ラップでつながる若者の輪~

2017年8月7日~2017年8月13日放送 
ラジオ関西 報道制作局 事業部 神吉 将也

【番組概要】
「サイファー」とは複数人が円になってラップをすること。阪急西宮北口駅前の広場では、毎週木曜日の夜サイファーが行われており、中学生から二十歳前後の若者が集まってきます。神戸と大阪の中間に位置することから参加者は幅広く、それぞれの思いを持ってラップをしています。主催者と参加者からその思いを聞き、サイファーを通じて自分がどのように変化していったのか、またこれから文化として根付いていくであろうこの輪がどのように機能していくのかに迫りました。

【制作意図】
サイファー参加者の中には、一見ラップをしそうに見えない中学生や女性も含まれており、なぜラップをしようと思ったのかが気になっていました。インタビューしてみると、いじめられていたり、人見知りで友達が一人もいなかったりといった過去があるが、サイファーやラップで生まれた繋がりで自分が変わったというような経験を語る人が何人もいました。駅前でラップをしている集団に冷ややかな目を向ける人も多いのですが、サイファーという新しい文化がこういった風に機能していると伝えることにちょっとした意味があるのではないかと思い制作することに決めました。

【制作後記】
参加者たちが自分の考えや夢・目標を堂々と話す様子に驚きました。自分が彼らと同じ年齢のころ、同じようにはできなかったと思います。正直なところ、録音風物誌の中でこのトピックは多少浮いていると自覚しているのですが、若者たちのコミュニティの中でつくられていく新しい文化を取材できてよかったです。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

ブログ powered by TypePad