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2017年6月

2017年6月23日 (金)

ねぇ!一緒に行こうよ!飯野山

2017年6月19日~2017年6月25日放送 
西日本放送 営業局 ラジオセンター 出石 亜弥


【番組概要】
香川県丸亀市と坂出市にまたがる「飯野山」その形の美しさから讃岐富士とも称され昔から地元の人々に愛されてきました。標高422m、周囲6km。平成17年には「新日本百名山」にも選定され、登山途中には讃岐平野や瀬戸内海が一望できるます。眺めてよし登ってよしの、香川県が誇る愛しき山。その魅力をお伝えします。

【制作意図】
わが香川県には、自信をもって紹介できる伝統工芸や食べ物、風物がたくさんあります。きっと日本全国でその土地にしかないものがあるはずです。そんな中どこにでもある「里山」で香川県にしかない魅力を伝えたい、飯野山と一緒に生活を共にしている地元の人たちの、本当になんでもない日常の一コマを切り取れたら、と思い制作しました。

【制作後記】
「山」という喋らない、動かないものをテーマにするのは初めてで、自分で決めたにもかかわらず戸惑い、とりあえず飯野山に登りました。私(30歳女)の足で山頂までおよそ2時間。たくさんの登山者と出会い、鳥の声を聴き、緑を感じ、ネコとじゃれあい、澄んだ空気を吸って、山頂では毎日登っているという人とお話をしました。ただただ気持ちがよく、1人でもとても楽しく、それから何度も登りに行きました。すっかり飯野山に魅了されてしまったんです。変わらない安心さ、家庭的な雰囲気の「飯野山」は地元の人にとってもう当たり前の存在でなくてはならない母親のような存在なのかもしれません。

2017年6月16日 (金)

水戸公衆放送~移りゆく水戸の街と共に~

2017年6月12日~2017年6月18日放送 
茨城放送 編成局編成制作部 鴨川貴史


【番組概要】
昔は、多くの買い物客などで賑わった水戸の中心市街地も、現在は郊外型のショッピングモールに押されて休日もあまり人が歩いていません。シャッターを閉めているお店も何軒かあります。そんな水戸の街に昭和23年から流れる街頭放送「水戸公衆放送」は、水戸の街を歩く人にとって、とても身近な存在であると同時に水戸の移り変わりを近くで見てきた存在でもあります。時代の流れを受けながらも昔から続く街頭放送を聞いて、皆さんは何を感じますか。

【制作意図】
昭和23年から続く水戸の街頭放送「水戸公衆放送」は、水戸駅北口から続く中心市街地を歩いたことがある人間にとっては、とても身近なものです。水戸に遊びに行くことが一大イベントだった昭和の時代、この放送を聞いて水戸に来たことを実感した人も多くいたのではないでしょうか。そういう存在だった水戸公衆放送の音声を伝え残すと共に、実際に放送している人の想いを紹介したいと考え、企画しました。

【制作後記】
現在、一人で放送を続ける小松崎節子さんは、エネルギッシュでとても魅力的な方でした。そんな小松崎さんがいるからこそ、今も水戸公衆放送は続いているのだと実感しました。また、そういう小松崎さんに少しでも長く水戸公衆放送を続けてもらいたいと感じました。

春風を帆に受けて~長崎帆船まつり

2017年6月5日~2017年6月11日放送 
長崎放送 ラジオ局ラジオ制作部 久保田麻智子


【番組概要】
2000年(平成12年)日蘭交流400年を記念して始まった「長崎帆船まつり」。18回目を迎えた今年も4月20日(木)から25日(月)までの5日間にわたって開催されました。今回のまつりに参加した帆船は、日本最大の練習船「日本丸」をはじめ5隻。

長崎港では世代を超えて多くの帆船ファンが出迎えました。「帆船まつり」の期間中、その優雅な姿を見るだけでなく帆船内部を見学したり、乗組員と触れ合ったりすることができ、そのことを楽しみに港を訪れる方も少なくはありません。今回、取材をお願いした「みらいへ」は神戸を母港とする帆船ですが、乗組員の皆さんが様々な体験企画を用意し、帆船と海の魅力に触れてもらうために工夫をしていました。明るく元気な乗組員と始めての体験に帆船の魅力を満喫した見学者のみなさんには笑顔が溢れています。天候にも恵まれ多くのお客さんが訪れた「長崎帆船まつり」。5日間はあっという間に過ぎ、出港の日を迎えました。人々に見送られ離岸する5隻の帆船。その汽笛は次の再会を約束しているようでした。

【制作意図】
優美な姿で、見る者を魅了する「帆船」。大海原を往く帆船は雄大な海と、自然に挑む冒険心を具現していると言っても過言ではありません。

番組では帆船が大好きで、その到着を待ち焦がれる人々、出会いを喜ぶ人々、そんな人々の思いに応えるために様々な工夫と努力を重ねる乗組員の「心」にスポットを当て、「帆船まつり」の5日間を描きました。

【制作後記】
帆船に惹かれて集まったみなさんが、一つの船で楽しいひと時を過ごしていく。そのお客さんを楽しませるために働くスタッフのみなさんですが、彼ら自身が船を楽しんでいる。「みらいへ」は、そういう船でした。取材に協力してくださった「みらいへ」の乗組員の大谷さんが「取材しているあなたが楽しんでくれたなら、何よりです。」と言った笑顔を見た瞬間に、私自身も「みらいへ」のファンになってしまいました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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