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2017年6月16日 (金)

春風を帆に受けて~長崎帆船まつり

2017年6月5日~2017年6月11日放送 
長崎放送 ラジオ局ラジオ制作部 久保田麻智子


【番組概要】
2000年(平成12年)日蘭交流400年を記念して始まった「長崎帆船まつり」。18回目を迎えた今年も4月20日(木)から25日(月)までの5日間にわたって開催されました。今回のまつりに参加した帆船は、日本最大の練習船「日本丸」をはじめ5隻。

長崎港では世代を超えて多くの帆船ファンが出迎えました。「帆船まつり」の期間中、その優雅な姿を見るだけでなく帆船内部を見学したり、乗組員と触れ合ったりすることができ、そのことを楽しみに港を訪れる方も少なくはありません。今回、取材をお願いした「みらいへ」は神戸を母港とする帆船ですが、乗組員の皆さんが様々な体験企画を用意し、帆船と海の魅力に触れてもらうために工夫をしていました。明るく元気な乗組員と始めての体験に帆船の魅力を満喫した見学者のみなさんには笑顔が溢れています。天候にも恵まれ多くのお客さんが訪れた「長崎帆船まつり」。5日間はあっという間に過ぎ、出港の日を迎えました。人々に見送られ離岸する5隻の帆船。その汽笛は次の再会を約束しているようでした。

【制作意図】
優美な姿で、見る者を魅了する「帆船」。大海原を往く帆船は雄大な海と、自然に挑む冒険心を具現していると言っても過言ではありません。

番組では帆船が大好きで、その到着を待ち焦がれる人々、出会いを喜ぶ人々、そんな人々の思いに応えるために様々な工夫と努力を重ねる乗組員の「心」にスポットを当て、「帆船まつり」の5日間を描きました。

【制作後記】
帆船に惹かれて集まったみなさんが、一つの船で楽しいひと時を過ごしていく。そのお客さんを楽しませるために働くスタッフのみなさんですが、彼ら自身が船を楽しんでいる。「みらいへ」は、そういう船でした。取材に協力してくださった「みらいへ」の乗組員の大谷さんが「取材しているあなたが楽しんでくれたなら、何よりです。」と言った笑顔を見た瞬間に、私自身も「みらいへ」のファンになってしまいました。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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