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2016年12月

2016年12月28日 (水)

軽トラで町を元気に!~元祖しずくいし軽トラ市の賑わい~

2016年12月26日~2017年1月1日放送 
IBC岩手放送 編成局ラジオ放送部 照井達也

【番組概要】
岩手県雫石町の中心商店街を歩行者天国にして毎月1回、軽トラの荷台に商品を積んで販売する「軽トラ市」。約60台の軽トラが直線道路約470mにずらりと並び、多くの人で賑わいます。売り手側は、軽トラの荷台に商品を積んで販売するので、搬入撤収が簡単。買う側も、新鮮野菜や特価商品が並ぶとあって大好評。2005年全国に先駆けて始まった軽トラ市の魅力を紹介します。

【制作意図】
かつて国道が走り活気のあった商店街もバイパスの開通などの影響で次第に人通りの少ない商店街に。新たな取組みとして2005年から始まった「軽トラ市」で、商店街では売り手、買い手のにぎやかな声が響きくようになりました。軽トラ市の魅力はどこにあるのか、「軽トラ市」の賑わいと共に伝えます。

【制作後記】
今回放送の音は、今年最後の開催となった11月の様子。開催月によっては、地元団体による芸能披露や地元学校の生徒による吹奏楽の演奏、無料体験イベントなど催しも様々あるようです。今回紹介できなかった賑やかさを今度は別の角度からお伝えできればと思います。

2016年12月22日 (木)

里芋の町が熱い!全日本イモ洗いコンテスト

2016年12月19日~2016年12月25日放送 
北日本放送 報道制作部 西崎雄一郎


【番組概要】
秋の終わりから年末にかけて旬を迎える里芋。いくつかある富山県内の里芋産地のなかでも南砺市旧井波町で毎年開催されるとてもユニークなコンテスト「全日本イモ洗いコンテスト」ルールは至ってシンプル!60年以上前まで里芋農家の間では当たり前のように行われていた樽と櫂を使う方法で里芋をひたすら洗い白さを競う。熱い戦いが繰り広げられている会場を取材しました。


【制作意図】
全日本と名がつき今年で26回目となるこの大会。芋の白さを競うのはもちろん、パフォーマンスも採点に加点されるため毎年個性豊かなメンバーが参加すると聞きこの大会を取材しようと決めました。イモ洗いコンテストの熱い戦い以外にも地元町民で賑わう雰囲気も伝えられたらと思い今回このテーマにしました。

【制作後記】
ハロウィーン人気もあってか当日は想像以上に気合いの入ったコスチュームで臨む参加者が多くこの大会に掛ける想いを感じました。(映像で伝えられないのが残念!)イモ洗いコンテスト以外にも里芋詰め放題や里芋料理、加工品のコーナーは常に賑わっていて里芋組合の方が「どんどん里芋農家が少なくなっていく中でこういった催しごとで少しでもこの地域の里芋を知ってもらいたい」と話しておられたのが印象的でした。大会に参加料は不要で参加するだけで洗った芋(4kg)お土産用の芋(2kg)が貰えさらに優勝すれば賞金も・・・来年は出場を考えました。

港町を駆け抜ける二人四脚

2016年12月12日~2015年12月18日放送 
ラジオ関西 報道制作部 西口正史

【番組概要】
秋の風物詩に定着した「神戸マラソン」。毎回、およそ2万人のランナーが、阪神淡路大震災から復興した神戸の街を駆け抜けます。その中には、フルマラソンに挑む視覚障がい者たちもいます。目が見えないというハンディキャップを抱えながらも、前を向いて挑戦し続けるブラインドのランナーたちと、彼ら彼女らを支える伴走ボランティアの姿を追います。

【制作意図】
私自身もフルマラソンには数回挑戦したことがあり、大会で視覚障がい者のランナーと、伴走ボランティアの方々の姿をみかけていたことが取材のきっかけでした。ランニングで地面を蹴る音、走り終えたときの笑い声、仲間との語らい。快活なブラインドランナーとボランティアとの交流から、「障がい」とは何か、「バリアフリー」とは何か、気づくきっかけになればと思います。

【制作後記】
目が見えないランナーにボランティアはどのように伝えながら走るのか。練習会で一緒に走ることでうかがい知ることができました。前向きなブラインドランナーたちの走りが、おなじ障がいを持つ人たちだけでなくボランティアや健常者のランナーたち、なにより私が強く励まされました。

2016年12月 6日 (火)

四日市工業地帯 近くから遠くから

2016年12月5日~2015年12月11日放送 
東海ラジオ放送 井田勝也

【番組概要】

三重県四日市市。石油化学コンビナートを擁する産業の街。市内では、ひっきりなしに大型車両が走ります。しばしば物流は人間の血の巡りに例えられます。四日市市はいわば産業の鼓動を、目で、耳で感じることができる街です。それは何も産業に直接携わる人だけではありません。現役の「跳開式可動鉄道橋梁」や近年、注目を集めるようになってきた「工場夜景」など「人が」「街が」働いてる様子を愛でる人がいます。そんな様子をお伝えしていきます。

【制作意図】
「現役の跳開式可動鉄道橋梁が四日市にある」という驚きからスタートした取材でした。平日にも関わらず、その雄姿を写真や動画におさめようとする鉄道愛好家たちの熱意にも驚かされました。「橋梁の取材をしよう」と決めたのと同時に、四日市と言えば「工場夜景の聖地」であることも思い浮かびました。「誰かの働く姿を愛でる人々」の姿を通じて働く人に励みになるような番組を作れればと制作しました。

【制作後記】
ディーゼル機関車を撮影している鉄道愛好家の様子を取材していて感じたのは「最高の瞬間は一瞬しかない」ということ。事前の想像とは裏腹に彼達の写真撮影はほとんど一瞬で終了していました。鉄橋と列車を「最高のアングルでおさめる」ことができるのは一瞬であり、シャッターは一度しか押す必要はない、言い換えればシャッターは一度しか押せないのです。「画像」と「音声」、追いかけるものは違っても、その集中力と情熱を見習いたいと感じました。



半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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