港町を駆け抜ける二人四脚
2016年12月12日~2015年12月18日放送
ラジオ関西 報道制作部 西口正史
【番組概要】
秋の風物詩に定着した「神戸マラソン」。毎回、およそ2万人のランナーが、阪神淡路大震災から復興した神戸の街を駆け抜けます。その中には、フルマラソンに挑む視覚障がい者たちもいます。目が見えないというハンディキャップを抱えながらも、前を向いて挑戦し続けるブラインドのランナーたちと、彼ら彼女らを支える伴走ボランティアの姿を追います。
【制作意図】
私自身もフルマラソンには数回挑戦したことがあり、大会で視覚障がい者のランナーと、伴走ボランティアの方々の姿をみかけていたことが取材のきっかけでした。ランニングで地面を蹴る音、走り終えたときの笑い声、仲間との語らい。快活なブラインドランナーとボランティアとの交流から、「障がい」とは何か、「バリアフリー」とは何か、気づくきっかけになればと思います。
【制作後記】
目が見えないランナーにボランティアはどのように伝えながら走るのか。練習会で一緒に走ることでうかがい知ることができました。前向きなブラインドランナーたちの走りが、おなじ障がいを持つ人たちだけでなくボランティアや健常者のランナーたち、なにより私が強く励まされました。
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