館長はエンジニア、アナログ博物館へようこそ
2016年7月25日~7月31日放送
中国放送 RCCフロンティア制作部 角賢直
【番組概要】
広島市内から高速道路を使っておよそ2時間。中国山地のほぼ中央にある庄原市の口和郷土資料館が今回の舞台です。廃校になった分校の木造校舎をそのまま使った資料館の概観からは想像もできないアナログ機械の数々が300点も展示されています。
【制作意図】
口和郷土資料館に展示されているアナログ機械はすべて館長である安部博良さんが修復したもので、動態保存されています。中国山地の山奥にある資料館で阿部さんはひとり、どうして古い機械を修復し続けているのでしょうか?番組では安部館長の思いに迫りました。
【制作後記】
館長の安部さんは大手電機メーカーで数々の放送局の立ち上げに携わった元エンジニア。そのため、放送に関する機材の修復にも熱心に行っています。展示品の中にはかつて先輩ディレクターが使ったであろう6ミリテープのデンスケもあり、PCMレコーダーを片手に身の引き締まる思いがしました。