金物屋一代記
西日本放送 ラジオセンター 熊谷 富由美
高松市の兵庫町商店街で、戦後から商売を始めた、石崎調理道具専門店。店主の石崎一吉さんは、大正6年生まれの93歳。
今でも現役でバリバリ商いを営んでいます。
石崎さんは、高松空襲で焼け野が原になったこの場所で、
いち早く小屋を立てて商売を始めました。
最初は、箒や下駄などを仕入れて売っていましたが、
やがてアルミニュームの鍋などを扱うようになり、金物店として知られるようになりました。
又、ねこ鍋といって、お店に住み着いた猫3匹の居場所である鍋も
有名。いつも鍋に入って気持ち良さそうに寝ている猫は、金物屋の看板娘ならぬ、看板猫となっています。
そんな一代記を、軽妙な石崎さんの語り口で、紹介します。