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2010年5月17日 (月)

大地の記憶~砂漠の砂から生まれたガラス

東北放送  ラジオ局制作部  伊香 由美子

仙台の温泉地、秋保地区に工房を構える、ガラス作家の村山耕二さん。村山さんの作品のひとつに、サハラ砂漠の砂を原料にした「サハラガラス」があります。

砂漠の砂を溶かしてガラスをつくるのは世界で初めての試みで、赤い砂漠の砂からは、淡いグリーンの澄んだ色のガラスができました。
まるで砂漠が水をたたえ緑に覆われていた頃の記憶がガラスに映し出されたように感じたといいます。

次に村山さんが選んだ素材は、仙台を流れる川の砂。
故郷の川として親しまれる広瀬川から生まれたガラスは、仙台をどんな風に映し出したのでしょうか。

世界には47の砂漠、日本には47都道府県。
それぞれのガラスを作り、色を比べてみたい、と村山さん。
私も生まれ故郷の川のガラスを見てみたいです。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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