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2008年4月21日 (月)

ワイナリーの新たな旅立ち

信越放送 ラジオ局編成制作部 宮下 ひかり

地球温暖化の影響から国内のワインの産地が次第に北上する中、長野県ではワインの生産が盛んになりつつあります。

長野県原産地呼称制度も定着し、信州ワインの評価が高まる中で、新たなスタートを切ったワイナリーがあります。もともとは農家が共同で始めたものでしたが、経営難に陥り、昨年民事再生法を申請した安曇野ワインが安曇野ワイナリーとして生まれ変わったのです。

しかも事業を受け継いだのは全く畑の違う、真空ポンプメーカー。これは面白いと考え、取材しました。社長にインタビューをして感じたのは、作るものは真空ポンプととワインで全く異なりますが、「良いものを作るNo1を目指す」という信念に何ら違いはないということ。

また、ワインつくりに携わる方々の熱意を感じ、このワイナリーの将来が非常に楽しみになりました。あえて、企業名は出さずに制作しましたが、これを聞いた人が長野のワインに少しでも興味を持ってくれたらうれしく思います。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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