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2006年7月

2006年7月31日 (月)

若さあふれる筑後川の鵜飼

RKB毎日放送 ラジオ制作部 吉田 勇樹

九州随一の大河、筑後川では、5月20日の鮎解禁と同時に、鵜飼が始まります。

筑後川で鵜飼を行っているのは3軒。このうち1軒は25歳の船頭、臼井万吉(うすいまんきち)さんと、万吉さんのいとこの21歳の鵜匠、臼井信郎(のぶろう)さんという若い二人がコンビを組んでいます。

万吉さんは14歳で父親の手伝いを始め、16歳で鵜匠としてデビューします。しかし、父親が3年前に亡くなり、信郎さんに鵜匠を教える傍ら、自らも船頭として修行を積み、昨年から二人でコンビを組んでいます。

若い二人には、経験の浅さという苦労のほかに個人経営で鵜飼を行っていることでの苦労もあり、鵜飼の現状に対して、しっかりした意見も持っています。

2006年7月24日 (月)

しずくの音の輝き!

南海放送 ラジオセンター 戒田 節子

水琴窟に出会い仕事まで変えたという中村さんは、この20年、水琴窟とともに生きてきた。自宅の庭にミニギャラリーを作り、多くの人が色んな音の水琴窟を楽しんでいる。

そのミニギャラリーに取材に訪れ中村さんがいかに水琴窟に魅かれ、愛しているかを感じ、とても感動。

しずくの音の輝きは、中村さんの心の輝き…のような気がした。

2006年7月17日 (月)

北アルプスの夏

北日本放送 放送制作局制作部 佐藤 栄治

標高2450メートル、北アルプス立山は天候が変わりやすいので、取材計画がなかなか立ちませんでした。

しかも、ライチョウの鳴き声を収録するという目標を達成するのはほとんどギャンブルの世界。なぜなら天候に恵まれても、ライチョウに出会えるとは限らず、ライチョウを一目見たいと何度、立山を訪れてもその姿すら見ることが出来ない人が大勢いるのです。

 取材日はあまり天候が良くなく冷たい雨も時折落ちてきて、室堂ターミナル周辺の残雪も多く、この取材が成功するのか不安になりました。

しかし、「雷鳥の名の通り天候が悪くなる時こそライチョウは活動が活発になるはず!」と、言い伝えを信じて歩き始めてたったの15分。今回はラッキーでした。

なんとライチョウと出会えたのです。しかも大きな声で鳴いてくれるライチョウとそれを見守る人々の声。ここではみんなが自然の一部になっているのだと確信した瞬間でした。

おかげでナチュナルな音を収録することが出来たのだと思います。観光で訪れた人々は、自然保護の取り組みに積極的な立山で、大自然への理解と感動を素直に表現しておられました。

これはボランティアで解説をしているナチュラリストのみなさんの情熱があってのことだと改めて感じました。

今回の番組では、こうした素材を生かし。「聞くだけで涼しい高山地帯を散策しているような気分になれる番組」をコンセプトに制作しました。特別天然記念物ライチョウの珍しい鳴き声をぜひ聞いてみてください。

結構ユーモラスな声ですよ。

2006年7月10日 (月)

北の都をパカパカと

北海道放送 ラジオ局編成制作部 玉川 和典

「時代遅れ」といわれても、必ず存在意義はある…。
というのが、札幌観光幌馬車を経営する土屋光雄さんの考えです。

スタート当初「何で今さら馬車?」と言われ、始めの5年間は赤字続きだったと話す土屋さんですが、現在では札幌の名物としてまた、観光資源としてこの観光幌馬車は定着するように至りました。

29年目を迎えた心境を中心に土屋さんの目で見た世相の移り変わりをうかがいます。

余談ですが、
「ラジオも時代遅れかもしんないけど…」と、激励のエールをいただきました。

2006年7月 3日 (月)

とどけ声援! 全日本トライアスロン皆生大会

山陰放送 ラジオ局放送制作部 宇田川 修一

水泳・自転車・マラソンの3種目をたった1人でこなす競技、トライアスロンは、その過酷さから、鉄人レースとも呼ばれています。

1978年にハワイで始まった大会は、日本では1981年、鳥取県の皆生温泉をスタート・ゴールに初めて開催され、今年26回目を迎えます。

交通事情や経費の問題から開催中止に追い込まれる大会が多い中、実行委員、ボランティア他、関係者がその灯を消すまいと懸命に守り続けています。

今年も800人の選手、3000人のボランティアスタッフ、数え切れない沿道の声援を共に7月16日(日)、熱い、暑い夏が幕を開けます。

BGMは第1回大会優勝者、シンガーソングライターの高石ともやさんが皆生大会のために作ったテーマソング「サマータイムドリーム」。

番組冒頭の気合入れは、私、宇田川本人です。今年、通算12回目の出場です。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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