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2004年8月

2004年8月30日 (月)

宇治川に吹く新風~女性鵜匠

京都放送 ラジオ制作部 坂下 かつ子

世襲制が多い鵜匠の世界に、「鳥が好き」という思いだけで飛び込んだ沢木さん。

まったく何も知らないゼロからのスタートで身につけた。本人はいかにもさらっと話すが、きっと人一倍努力したに違いない。そんな一面が少しでも出せればと思い制作しました。

ベテラン鵜匠さんたちは、「海の男」っぽくて(この場合は川の男ですが…。)気は荒いけどやさしいお酒飲みという感じで、私もさっそく洗礼をうけました。

2004年8月23日 (月)

日田の鵜飼と伝統漁法を受け継ぐ鵜匠の姿

大分放送 ラジオ編成制作部 青山 松嗣

大分県日田市の中心部を流れる三隅川では、鮎の解禁と同じ時期に鵜飼漁がはじまり、日田市の夏の風物詩となっています。

シーズン中(毎年5月20日~10月31日)は、三隅川に浮かんだ屋形船の間をぬって行われています。

400年の伝統があるといわれている日田の鵜飼は、以前は七人ほど鵜匠がいたが、今では3人となっています。その中の1人、西尾昭吾さんに話を伺いました。

・今回の取材では、実際に鵜飼漁を行っている舟に同行することができ、番組では、その臨場感をお伝えします。

2004年8月16日 (月)

山形鋳物~変わるもの 変わらないもの

山形放送 ラジオセンター 志田 陽子

900年の伝統を持つ山形鋳物。
全ての作業工程を工場でやるスタイルになってから30余年。工場の数は減ってきている。

「鋳心の工房」の増田さんは、山形市銅町に工房を持ち、主にデザイン・型作りを手がけ、後の工程は他の職人に任せる分業のスタイルをとっている。

「産地として鋳物に関わる人皆で生き残るためと、得意な分野に時間を使って、より良いものを作るため」という。風鈴、鍋、ポットと斬新なデザインの生活用品を次々と作り出す増田さん。

「伝統工芸とは、昔のものをそのまま作り続けるのではなく、その時代の人たちに多く使ってもらって新しい伝統になっていくもの」という。

その思いは、地元の町みこしへの協力、商店街の街灯製作などや、ヨーロッパ、アメリカへの輸出まで広がっている。

伝統を守り、伝えていくために自分のスタイルを変える、そんな増田さんのたくましい姿勢、山形鋳物への愛情を感じる取材であった。

2004年8月 9日 (月)

ウミガメの故郷・恋の浦海岸

RKB毎日放送 ラジオ局ラジオ制作部 永渕 秀昭

福岡県の玄界灘を臨む粕屋郡津屋崎町の海岸は昔からウミガメの産卵地として、知られている。今年も又夏の産卵シーズンがやってきて、一匹でも多くの親亀が沢山の子亀を生んで無事海に戻っていくよう、町をあげて注目している。

特に今年の秋11月12日から3日間は津屋崎町で「日本ウミガメ会議」が開催される予定で、実行委員会では会議の成功を祈り、地元を上げて故郷の自然を守る活動行うウミガメサポート隊を発足させた。

そんな地元の人々のウミガメ及び故郷の自然を守る熱い気持ちを描く。

〔内容概要〕
あの浦島太郎を乗せたカメが、時を経て津屋崎の海岸にやってきて、地元の人々のウミガメを守る活動について話を聞く~という形で構成。後半は地元で創られたウミガメの童話を紹介。

声のウミガメ役のタレントさんを現場に連れて行き、ウミガメの気持ちになって演じてもらった。又海の音も現場で録音した。

2004年8月 2日 (月)

日本にエール! 野球拳

南海放送 ラジオセンター 柳田 さやか

夏の松山まつりで毎年暑く盛り上がる野球拳を、地元の人はもちろん、全国の皆さんにもっと知って欲しいと思い、制作しました。

野球拳は、全国的には“じゃんけんで負けた人が衣類を1枚づつ脱いでいくもの”というイメージが強いようですが、正当野球拳を伝える本家野球拳家元の澤田剛年さんのお話で、野球拳に秘められた想いが明らかになります。

また、野球拳をより身近により自由に楽しめる「野球サンバ」の魅力にも迫るべく、松山まつりで野球サンバを踊るチームの“練習風景”や“意気込み”をお伝えします。

取材に行った私も、実際に練習に参加してみました。普段運動不足のため、一曲踊っただけで疲れてしまいましたが、それでも心が弾んで笑顔がこぼれる楽しみがありました。

松山が誇る野球拳の、熱気と活気を感じてください。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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