相棒は100年選手
2026年4月20日~2026年4月26日
北陸放送 ラジオ開発部 中川留美
【番組概要】
大正時代に作られたコーヒーミルを今も使っている店があります。店の名前は「茶房 懐古洞さかえ」。昭和レトロな雰囲気の店内、カウンターに置かれたコーヒーミルは両腕に抱えるほどの大きさがあり、左右にはSL機関車のような形の車輪がついています。マスターはコーヒーミルを10年探し続け、同じ型で100年以上前のコーヒーミルは全国を探しても、あと1台あるか無いかではないかと言います。手挽きのコーヒーだからこそ提供できる香りと味。40年間、コーヒーを共に淹れてきたマスターのコーヒーミルへの想いと音をお送りします。
【制作意図】
新しい物が次々と生み出される時代ではありますが、古いものであっても大切に使い続けることがあります。今回、取材をした茶房マスターの年齢は83歳。コーヒーミルは100年以上前に作られたものです。人も道具も活かされる場があってこそ活躍することができます。長い年月を共にしたマスターとコーヒーミルは、お互いが美味しいコーヒーを淹れるための不可欠な存在、支え合う相棒のように感じて制作しました。
【制作後記】
取材中、マスターのさかえさんが「機械だから、いつかは壊れてしまう。そしたら、店を辞める」と言った言葉に、ドキッとしました。長い年月をかけて、お互いに支え合う存在になっていることが素敵に思い、取材を始めましたが、時の経過というのは容赦がないことを感じてしまいました。古いから良いとか、新しいから物足りないということではなく、人や物が存在することの大切さを感じました。








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