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2024年2月27日 (火)

幻想的な氷の美術館~青い湖が魅せる輝き

2024年3月4日~2024年3月10日放送 
北海道放送 オーディオビジネス局編成制作部 横山佳菜絵

【番組概要】
札幌からも、新千歳空港からもアクセスしやすい、人気観光スポット「支笏湖」。11年連続で透明度日本一に輝いたこともある、その湖の青さは「支笏湖ブルー」と呼ばれています。北海道を代表する冬の祭典「千歳・支笏湖氷濤まつり」は今年で46回目。支笏湖ブルーが作り出す幻想的な青の世界は、多くの人を魅了します。その美しさの背景には、24時間体制で、夜通し行われる氷像制作がありました。「氷の美術館」はどのようにして完成するのか。37年間、氷像制作に携わり続ける制作部長、小林さんの熱意とこの幻想的な空間にやってきた人たちの声を、氷の世界でしか聴くことのできない音とともにお伝えします。

【制作意図】
札幌で生まれ、札幌で育った私にとって一番身近な湖は「支笏湖」です。よく晴れた日に、ブルーに輝く湖の周りをドライブしているだけで、とても癒され、すがすがしい気持ちになるのです。透明な湖の上で漕ぐクリアカヤック、全身で感じる風は気分爽快。6月~8月にだけ漁が行われる「チップ(ヒメマス)」のお刺身は絶品。自然に囲まれた支笏湖の温泉は「ととのう」以外のなにものでもありません。そんな私が、実は訪れることができていなかったのが「千歳・支笏湖氷濤まつり」でした。ここにしかない音がきっとあるはず、そう思ったのがきっかけです。


【制作後記】
小林さんは、「こんなに追い込まれた年は初めて」と話してくれました。準備期間に例年よりも気温の高い日が続き、作業が遅れ気味だったそうです。2月初旬、開幕した会場に訪れると、幻想的な青の世界が出来上がっていました。氷だけで作られる、その美しさに「わっ」と声が出ました。2月中旬、またも気温の高い日が続いたことで氷像が崩れ、予定していた終了日より10日以上も早く中止となってしまいました。厳しい自然との闘いがあってこそ成り立つ「氷の美術館」。来年、さらに美しく、さらに幻想的に輝く「支笏湖ブルー」の世界が楽しみです。

 

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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