« おばあちゃんの肉玉そば | メイン | 守り受け継ぐ~SLやまぐち号 »

2022年4月26日 (火)

走りだせ!オートバイ神社から生誕の地への想い

2022年4月18日~2022年4月24日放送 
静岡放送 ラジオ局オーディオコンテンツセンター 岡本澪奈

【番組概要】
静岡県浜松市は、オートバイ生誕の地。1946年にホンダの創始者・本田宗一郎が、陸軍で使用していた無線用小型エンジンを改良し自転車に取り付け試走したのが、浜松のオートバイ製造の始まりです(浜松ではこれを"ポンポン"と呼んでいます)。国内4大メーカーのうち3社(ホンダ・ヤマハ・スズキ)のルーツが浜松市にあります。そのオートバイ生誕の地を盛り上げようとしているのが「大歳神社」。神主の石津さんは大型バイクを3台所有する大のバイク好きです。ここのお守りを目当てにSNSを通じて神社を知った全国のライダーが訪れています。元々は地域の方の参拝も少なかったこの神社。石津さんはなぜオートバイの受け入れを始めたのか。そしてライダーはこの大歳神社に対して、そしてオートバイ生誕の地・浜松に対してどのように感じているのか。いろいろなバイクの音とともに、オートバイ神社の様子をお届けします。

【制作意図】
小さいころから身近にあったオートバイを取材したい!とすぐ思いました。両親がホンダの浜松工場で二輪の生産に携わっており、小さいころよく1300ccの大型バイクを所有している父親の後ろによく乗せてもらっていたのです。あの時の爽快感、すぐ隣に大きな車が走っている躍動感など・・・忘れられない瞬間ばかりです。そして、令和になってからできたオートバイ神社が実家の近くにあると知り、取材させていただきました。県内外多くのライダーさんを取材させていただいた中で、市外の方は浜松市がオートバイ生誕の地ということを知らない方が多かったです。しかし、この大歳神社をSNSで知って来たことで、交通安全を意識し、浜松がオートバイ生誕の地だと知り、その思いを乗せながら走り出す姿がありました。ライダーさんの思い、そしてそれを受け入れる石津さんの思いを感じていただきたいです。また、いろいろなメーカー、大きさ、ピストンの数などの違いで、エンジン音や操作音が全く違うことにも面白みを感じたので、そんなところにも注目しながら聴いていただきたいです。

【制作後記】
神主の石津さんが所有する大型バイクの後ろに乗せていただいてバイク音を録音しました。その時に、普通のセーターにジーンズという服装だったのですが、その上にさらにプロテクター(急停止した時に身を守るもの)がついているジャケットや膝あてなど、乗るまでに身に着けるものが多かったのが印象的です。「服装、それを身に着けた位置ひとつとっても、自分にしっくりくるまで調整を怠らない。オートバイはめんどくさいところも多いけど、それ以上に乗っている時の楽しさが上回る!かっこいい!」とおっしゃっていた石津さん。優しいお人柄の奥に、オートバイへの熱い思いを感じました。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/563083/34247680

走りだせ!オートバイ神社から生誕の地への想いを参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

ブログ powered by TypePad