守り受け継ぐ~SLやまぐち号
2022年4月25日~2022年5月1日放送
山口放送 ラジオ制作部 奥田貴弘
【番組概要】
SLやまぐち号は今年で復活から43年。現在は修理中のC57型「貴婦人」に代わり、デゴイチの愛称で親しまれるD51型が力強い走りを見せています。力強い走りで鉄道ファンを魅了するSLの音と、製造から80年以上経過した車体を安全に、かつ正確に運行させるために奮闘する機関士、整備士の姿をお伝えします。
【制作意図】
山口線を走るSLやまぐち号は、60代以上は現役時代を懐かしむ人から、幼い子供まで世代を超えて多くの鉄道ファンを引き付ける鉄道遺産です。本物のSLを前にすると、蒸気の熱気や音、石炭の匂い、まるで大きな生き物のような迫力を感じます。SLの躍動感のある走行音や谷あいに響く汽笛の音、SLを安全に運行させるための保守管理の現場の音にあわせて、SLを愛する人たちの思いを伝えたいと制作しました。
【制作後記】
山口を代表する音といえばSLの汽笛の音。幾度となく紹介されているSLやまぐち号ですが、今回は新山口駅にある下関総合車両所・新山口支所のご協力で、普段は立ち入ることのできない整備の現場に立ち会うことができました。ベテランが若手を指導する現場は、厳しくもありながら、技術を確かに伝えようとする熱意を感じました。私自身は特に鉄道ファンというわけではありませんが、SLを前にするとなぜかワクワクして自然に笑顔になります。お聞きの皆さまのぜひ一度SLやまぐち号にご乗車ください!
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