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2012年7月

2012年7月25日 (水)

阿波踊り~ぞめきが響く町~

2012年7月30日~8月05日放送
四国放送 ラジオ局ラジオ編成制作部 大谷初美


初夏の訪れとともに、夜窓を開けるとどこからともなく鉦や太鼓の音が聞こえてきます。

徳島市の阿波踊り。本番は8月21日から15日。4日間の人出は約130万人(昨年)です。
踊り子たちは、この晴れ舞台に備え仕事や学校を終えた夜、市内の公園や広場で練習に汗を流します。そろいの浴衣に身を包んだ阿波踊り本番の華やかさはないものの、心地よい二拍子のリズムと踊りに打ち込むその姿には、思わず引き込まれてしまいます。


有名連(踊りグループ)のひとつ、伝統ある蜂須賀連の練習風景を取材し、阿波踊りの熱気をお伝えできればと制作しました。

2012年7月18日 (水)

かるたで学ぶ郷土のいろは

2012年7月23~7月29日放送
宮崎放送 ラジオ局ラジオ部 小倉哲


「ひむかかるた」は宮崎の郷土の偉人、歴史、産業、名所、特産が盛り込まれた郷土かるた。
こどもたちに遊びながら宮崎のことを学んでもらおうと、5年前から宮崎市内の小学校で取り組まれています。
46組の絵札(取り札)と読み札からなり、読み札の裏には丁寧な解説が載せられています。
すべて県内の小中学生が応募してくれたもののなかから選ばれています。

6月23日、宮崎市の宮崎市立大宮小学校の体育館では3年生の親子レクリエーションとしてひむかかるた大会が行われていました。ひむかかるたの発起人、元宮崎公立大学准教授で現関東学院大学文学部の新井克弥教授も直接指導にあたっています。社会学者の新井教授がかるたに懸けた想いとは?

【制作裏話】 
かるたを全て紹介できないのが残念。なかでも宮崎県須木村(読み:すきそん 現在は小林市と合併)の
名産栗を唄った「好き好き大好き、須木(すき)の栗」は言葉の響きだけで強烈な印象を残す秀逸な作品でした。

2012年7月10日 (火)

南蛮渡来の職人技~ビードロ~

2012年7月16~7月22日放送
長崎放送 ラジオ局制作センター 大津龍太

1570年(元亀元年)長崎港の開港とともにポルトガルから伝来した”西洋ガラス”
その後、長崎でも作られるようになり、長崎で作られたものは”長崎ビードロ”と呼ばれるようになりました。

戦後の混乱の中、一旦は長崎で作られることのなくなった”長崎ビードロ”
今回はそんな長崎で作られる”長崎ビードロ”を復活させた『瑠璃庵長崎工芸館』の2代目竹田礼人さんにお話を伺いました。

さらに長崎ビードロの手作り体験を通して、実用的で、見た目にも美しい、精巧な作品を作り上げるビードロ職人の凄さを感じることができました。

2012年7月 6日 (金)

あるがままに~川の参詣道・熊野川舟下り

2012年7月9日~7月15日放送
和歌山放送 報道制作局 報道制作部 花井歩高


去年9月、紀伊半島を襲った台風12号による豪雨災害。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されている熊野地域に大きな爪跡を残しました。

道路などインフラはほぼ復旧しましたが、とくに観光産業に大打撃をあたえ、客足が戻っていないのが現状です。
今回取材した川舟センターも船頭の一人が、水害の犠牲となり、施設も流出しましたが、今年4月からようやく営業を再開しました。川の流れや周囲の風景は大きく変わってしまったところもあります。世界遺産登録を機に、川舟下りを復活させた熊野川舟下りセンター長の品田顕二郎さんは「あるがままに、それもいい」と話してくれました。雄大で懐の深い熊野の山々とエメラルドグリーンに光る水、川面の風を感じに、この夏、紀南に来ませんか?

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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