渓谷に響くげいびの舟唄
IBC岩手放送 編成局ラジオ放送部 照井 達也
岩手県一関市にある日本百景の一つ、猊鼻渓舟下り。
竿1本の手漕ぎ舟で、行きは船頭による猊鼻渓の案内を、帰りは舟歌を聞きながら景色を堪能します。
冬の期間は、こたつ舟が登場し、雪景色の中の川下りは、まるで別世界に来たような幻想的な雰囲気です。
猊鼻渓にいつ訪れても、船頭と客との和やかなやり取りがあり、
乗り合わせた見知らぬお客同士、ほのぼのとした会話があります。
また、ここを訪れた人から、忘れ得ぬ思い出になったとの「ありがとう」のメッセージが寄せられています。
なぜ、色んな思いを寄せた、感謝の便りが届くのか。
その背景には、一期一会の出会いを大切にする船頭たちの思いがありました。
今回は、船頭歴44年の小原松男さんと、今年、船頭歴10年を迎え、唯一の女性船頭で、ママさん船頭でもある、千葉美幸さんにお話を伺っています。