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2011年4月

2011年4月25日 (月)

北に響く大地のメロディー 我ら農民オーケストラ

北海道放送 伊藤 嘉章

今回紹介するのは、北海道農民管弦楽団、
通称「農民オーケストラ」です。

北海道内の農家を中心に農業関係者で作る世界的にも珍しいオーケストラ。「農民こそ真の芸術家たりえる」という宮沢賢治の考えに共鳴する牧野時夫さんが、1995年に仲間とともに立ち上げました。現在の団員はおよそ70人。

今回はこのオーケストラと出逢い、40年ぶりにヴァイオリンを手にした高橋幸治さん(74歳)を紹介しましたが、その他にも、往復9時間もかけて練習に来る団員、オーケストラに参加するようになって、農業試験場の職員から農家になった人など、様々な物語、熱い思いを持った人が参加しています。

現在、北海道農業は大変厳しい状況にありますが、土と向き合い、音楽を愛する人々の心の充実を伝えられたらと思います。
ちなみに本編中に流れるクラシック音楽は、全て北海道農民管弦楽団の演奏によるものです。

2011年4月18日 (月)

竹炭で生き生き! セカンドライフ

山梨放送 放送本部ラジオ制作部 若尾 佳那

山梨県の南部に位置する身延町。県内でも有数の竹の産地として
知られています。
この竹(孟宗竹)を使って地域活性化に貢献できないかと、仕事の一線を退いた高齢者のみなさんがたちあがりました。
「身延竹炭組合」です。
平均年齢73歳、現在32人が活動しています。
竹の炭「竹炭(ちくたん)」づくりを通しての町興しと、生き生き働く高齢者の皆さんの姿をお聞き下さい。

竹炭には除湿と消臭効果があると言われ、竹炭を水に入れる、炊飯に使う以外にも、さまざまな商品が開発されています。
竹炭ロールケーキ、竹炭珈琲、竹炭うどんなど、見た目は真っ黒でびっくりしますが、味はとても「おいしい」です。

2011年4月11日 (月)

宝の川・黄金川の不思議

RKB毎日放送 ラジオ制作部 金山 宏美

福岡県中央部にある田園都市・朝倉市を豊に流れる川「黄金川」。
この川で採れるノリ・川茸が工業金属のレアメタルを吸着するという
記事を目にしました。

エメラルドグリーンに輝く川茸は宝石のよう。
日本中、何処を探しても、この「黄金川」でしか採ることができない川茸。今も昔も在り方は変われど、私たちに恵みをもたらしてくれています。

そんな不思議なエネルギーを持つ黄金川のお話です。

2011年4月 4日 (月)

東京スカリツリーの街・業平 変わりゆく景色

文化放送 編成局制作部 吉野 亜衣子

今回の取材では2つの老舗のお店に伺いました。
1つは50年以上続くパン屋さん「キムラヤ」。75才の二代目があんパン、チョコパンを目の前で作ってくれました。

地震の事に話が及ぶと、自身が経験された東京大空襲の話をしてくださり、「日本は復興できたんだから大丈夫。」
と励まして頂きました…。
名物の「タワーデニッシュ」と「おしなり君パン」はもちろん、おススメの「半熟卵入りカレーパン」の美味しい事! 家族に大評判でした。

2つ目は、77年続くお城の形をした和菓子屋さん「森八」。
二代目に連れられ見学させてもらった工場には、ストリートダンサーでもある三代目がバンダナを巻いて「桜もち」を作る姿がありました。
代々続く「栗最中」とてもおいしかったです。(食べてばっかり!)

脈々と続いていく確かな実力と、人の温かさにしびれ、将来絶対下町に住む、と心に決めました。
静かだった街が、とまどいながらも前向きに生きていく姿を伝えられたらと思っています。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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