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2011年4月25日 (月)

北に響く大地のメロディー 我ら農民オーケストラ

北海道放送 伊藤 嘉章

今回紹介するのは、北海道農民管弦楽団、
通称「農民オーケストラ」です。

北海道内の農家を中心に農業関係者で作る世界的にも珍しいオーケストラ。「農民こそ真の芸術家たりえる」という宮沢賢治の考えに共鳴する牧野時夫さんが、1995年に仲間とともに立ち上げました。現在の団員はおよそ70人。

今回はこのオーケストラと出逢い、40年ぶりにヴァイオリンを手にした高橋幸治さん(74歳)を紹介しましたが、その他にも、往復9時間もかけて練習に来る団員、オーケストラに参加するようになって、農業試験場の職員から農家になった人など、様々な物語、熱い思いを持った人が参加しています。

現在、北海道農業は大変厳しい状況にありますが、土と向き合い、音楽を愛する人々の心の充実を伝えられたらと思います。
ちなみに本編中に流れるクラシック音楽は、全て北海道農民管弦楽団の演奏によるものです。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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